アイコン うまくいかずに別れた元カレが数年後、最高のセフレになった話

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うまくいかずに別れた元カレが数年後、最高のセフレになった話

ルックスや雰囲気が好みで付き合ったものの、まったくうまくいかずにお別れした元カレがいます。

セックスは上手なのですが、神経質で気難しいところがあり、ほんの些細なことで浮気を疑い出す心配性。恋人として付き合うには、すこしばかり難がある、そんな人でした。

そんな元カレと数年ぶりに再会したのは、とある飲み会でのこと。酔っ払った心地よさのまま二次会を抜けてセックスしてみたら、やっぱり気持ちよくて、楽しかったのです。

かつて好きだった人とのセフレ関係になっても、恋人特有の息苦しさは一切ありませんでした。それはもしかしたら、「最高のセフレ」と呼べるものだったのかもしれません。
「あんなにうまくいかない恋愛をした相手と、なぜセフレになれたんだろう?」と考えてみると、思い当たったのは「干渉されなくなったこと」でした。

恋人であったころ、私は彼から頻繁にダメ出しをされていました。端的に言うと、振る舞い方や考え方、性格を直せ、ということだったのですが、その神経質な物言いには、密かに精神的ダメージを受け続けていたのです。

彼はなぜ、そんなことを言い続けたのでしょう。それはおそらく、これからの長い付き合いを踏まえていたからです。一方で私も、これからの付き合いのために、彼の苦言をできるだけ受け入れなくてはいけないと考えていました。

けれど自己肯定感が下がると、人前でものを言うことが怖くなります。彼の前で下手なことを言わないよう、私は自らの発言を制限するようになっていきました。
関係性が恋人から元恋人に、そしてセフレに変わり、彼が私に対して苦言を呈することはなくなりました。私は私で、何かを言われたところで気にしなくなりました。元恋人になった時点で、自動的に「これからの付き合い」が消滅し、それについて話をする必要がなくなったからです。

人間としては好きだし、セックスの相性もいい。ただ恋人として性格が合わずに別れた相手なので、セフレ関係がうまくいくというのは、実は当然のことだったのかもしれません。

いきさつはさておき、セフレとなった元カレの前で等身大の振る舞いができるようになったこと、そして対等に付き合えるようになったことは、紛れもない事実でした。
友達からのセフレと、元恋人からのセフレ。どちらがいいという話ではないのですが、セフレに元恋人を選ぶメリットはあります。

・すでに相性が分かっている
かつてセックスをしたことがある元恋人が相手なら、良い意味で緊張感が薄れます。

「どこをどうしたら気持ちよくなってくれるのか」という核の部分から、「終わったあとにどう過ごしたいのか」などの細かなところまで、過去のセックスから何となく分かるでしょうし、もし変化があればアップデートすればいいだけのことです。気心が知れていて、比較的セックス中に会話しやすく情報を伝え合いやすいことも、元恋人とするセックスのいいところ。

少なくとも、相手が一方的であったり、乱暴なセックスをする人ではないということは、する前に分かるのではないでしょうか。フィジカル面に限れば、あとで後悔するようなセックスになる可能性は低いと言えそうです。つまり元恋人という存在は、「ともにセックスを楽しむ相手として手っ取り早い」のです。

・恋愛感情を持たずに済む
ふたたび体の関係になりつつも、お互いに恋愛をする気はありませんでした。どちらにも恋愛感情がなかったおかげで「これからの付き合い」について話し合う必要に迫られず、セックスやそれに付随するものを楽しむだけのシンプルな関係になれたのだと思います。

元カレだからこそ恋愛感情を持たずに済んだのは、幸いなことでした。新たな恋愛を始めると、途端に様々な面倒ごとが降り掛かってきますから。もちろん恋愛は楽しくて幸せなものですが、反面でつらくて悲しいこともたくさん起こります。

とくにこの彼との恋愛はとてつもなく息苦しいものだったので、なおさらです。そんな恋愛を経て、おそらく彼のほうも、私との恋愛がうまくいかないことは分かっていたのでしょう。
この経験から、私なりの「最高のセフレとは」を考えてみました。大前提として「人間として好きになれる」ということがあるのですが、ここではいったん置いておきましょう。

まず「干渉しない・されない」こと。もし恋人であれば、会えない時に「何で会えないの!」と憤ってしまうのですが、精神的にある程度の距離があるセフレならば「仕方ないよね、また今度!」と気持ちの切り替えがしやすいのです。

次に「セックスの相性がいい」こと。もちろんプレイの好みが合うことや、テクニックの有無も含みますが、それよりもセックスの相性を決めるのは「お互いに相手の反応を伺い合えるかどうか」がカギになるのではないでしょうか。

さらに付け加えたいのは「ルックスが好みである」こと。これがあると、セフレに対してちょっとした疑似恋愛感も味わえて、セフレ生活がなおさら楽しくなりそうだな、と思うのです。(カサイユウ/ライター)

(オトナのハウコレ編集部)
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