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更年期のセックスが痛いのはなぜ? 潤い不足の原因とパートナーと続ける工夫

ナイトライフ

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「前はこんなことなかったのに、最近エッチのたびに痛い……」。40代後半ごろから、パートナーとのセックスで痛みを感じるようになった女性は、けっこういるのではないでしょうか。「年のせいかな」「もう女として終わりなのかも」と、誰にも言えずに1人で我慢してしまうこともありますよね。

でも、更年期のセックスの痛みには、女性ホルモンの変化で潤いが減りやすくなることが関係している場合が多いといわれています。気持ちの問題ではなく体の変化なので、工夫や相談でやわらげられることもあるんです。

この記事では、更年期にセックスが痛くなりやすい理由と、今日からできる工夫、婦人科で相談できること、パートナーへの伝え方を解説します。

\今の気持ちに近いものから読めます/
更年期のエッチの痛み
①どうして痛くなるのか知りたい☜まずは体の変化から♡
②すぐにできる工夫が知りたい☜今夜から試せます!
③したい気持ちそのものが減ってきた☜性欲の変化はこちら

更年期にセックスが痛くなりやすい理由

更年期の性交痛には、体の変化と気持ちの緊張の両方が関わっているといわれています。まずは、どんなことが起きやすいのかを知っておきましょう。理由がわかるだけでも「私がおかしいわけじゃないんだ」と少しホッとできるはずです。

(1)女性ホルモンが減って、膣が乾燥しやすくなる

更年期は、女性ホルモンの1つであるエストロゲンが少しずつ減っていく時期です。エストロゲンには、膣の粘膜のうるおいや弾力を保つ働きがあるといわれています。そのため、減ってくると膣が乾燥しやすく、粘膜も薄くなりやすいと考えられているんです。

粘膜が乾いて薄くなると、こすれたときの刺激を強く感じやすくなります。以前と同じようにしているのに痛い、ヒリヒリする、と感じるのはそのためかもしれません。

(2)濡れるまでに時間がかかるようになる

「気持ちは高まっているのに、なかなか濡れない」と感じることもありますよね。年齢とともに、興奮してから潤いが出てくるまでに時間がかかるようになる人もいます。

若いころと同じペースで進むと、体の準備が整わないうちに挿入することになり、痛みにつながることも。濡れにくさは、感じていない証拠ではありません。体のペースが変わってきた、と受けとめてあげてくださいね。

(3)「また痛いかも」の緊張がさらに痛みを強める

一度痛い思いをすると、次のエッチの前から「また痛いかも」と身構えてしまうものです。体がこわばると、力が入って濡れにくくなり、さらに痛みを感じやすくなる……という循環が起きやすくなります。

更年期の痛みが起きやすい流れ

✓女性ホルモンが減って、膣がうるおいにくくなる
✓濡れるまでに時間がかかり、準備が整う前に挿入しやすい
✓痛みの記憶で緊張して、さらに濡れにくくなる

どれか1つではなく、いくつかが重なっていることも多いもの。だからこそ、潤いを足す・時間をかける・安心できる雰囲気をつくる、という工夫を組み合わせるのが近道です。

体だけじゃない、気持ちの変化も

更年期には、ほてりや疲れやすさ、気分の波を感じる人もいます。仕事や家のこと、親の介護などが重なりやすい年代でもあり、夜になるとエッチどころではない日もありますよね。

そんなときに「したい気持ちが前より減った」と感じても、自分を責めなくて大丈夫。それだけ体と心ががんばっている、というサインなのかも。気持ちが向かない日は、無理に合わせなくていいんです。

したい気持ちが落ちてきたと感じたら、女性が落ちた性欲を取り戻すためにやってることも読んでみてください。

今日からできる、痛みをやわらげる工夫

痛みをやわらげるために、自宅ですぐに試せる工夫を5つ紹介します。全部やろうとしなくて大丈夫。できそうなものから取り入れてみてくださいね。

(1)潤滑ゼリーを「最初から」使う

潤いを補うジェルを手元に用意する様子

いちばん取り入れやすいのが、潤滑ゼリーです。ポイントは、濡れてから足りない分を足すのではなく、はじめから使って、乾いてきたら塗り足すこと。最初の挿入で痛みがなければ、緊張の循環も起きにくくなります。

初めて使うなら、水溶性(ウォーターベース)で刺激の少ないものから選ぶと安心です。肌が敏感になっている時期でもあるので、香りや温感などの成分が多いものは、様子を見ながら試しましょう。

(2)前戯にたっぷり時間をかけてもらう

濡れるまでに時間がかかるなら、前戯の時間をいつもより長くしてもらうのも1つの方法です。キスやハグ、全身へのタッチなど、挿入とは関係ないふれあいをゆっくり楽しむうちに、体の準備も整いやすくなります。

濡れにくいときにできることは、よく濡れる女性、男性はどう思うの?濡れにくいときの対策法は?でも紹介しています。

(3)浅め・ゆっくり、痛くない体位を探す

奥まで深く入る体位や、激しい動きは痛みにつながりやすいもの。女性が上になる体位や、横向きで寄りそう体位なら、深さやスピードを自分で調整しやすくなります。

「ここまでなら大丈夫」「今日はゆっくりがいい」と、その場で伝えながら進めるのも大切です。

(4)挿入にこだわらない日があってもいい

セックスは挿入だけがすべてではありません。今日は痛みが出そうだな、と思う日は、くっついて眠る、マッサージし合う、手でやさしくふれあうだけ、という過ごし方もありです。

「挿入しなきゃ」というプレッシャーが減ると、かえってリラックスできて、次のエッチが楽しみになることもあるはず。

(5)ひとりエッチで、自分の体の今を知る

自分の体が今どこなら心地いいのか、どのくらいの刺激なら痛くないのかを知っておくと、パートナーにも伝えやすくなります。ひとりエッチは、誰にも気をつかわずに自分のペースで体と向き合える時間です。

ここでも潤滑ゼリーを使ったり、やさしいタッチから始めたりすると、乾燥による痛みを感じにくくなるはずです。

痛みをやわらげる5つの工夫

✓潤滑ゼリーは最初から使い、乾いたら塗り足す
✓前戯はいつもより長めに
✓深さを自分で調整できる体位を選ぶ
✓挿入しない日があってもいい
✓ひとりエッチで心地いい場所を知っておく

婦人科で相談できること

性交痛は、婦人科で相談してよい悩みです。「こんなことで受診していいのかな」とためらうかもしれませんが、体の変化からくる悩みの1つとして、気軽に相談して大丈夫です。婦人科のほか、更年期外来を設けている医療機関もあります。

更年期の体の変化について相談する女性

婦人科では、症状や生活の様子を聞いたうえで、膣の状態を診てもらえます。そのうえで、保湿のケアや、ホルモンの変化に合わせた治療など、いくつかの選択肢を医師と相談しながら決めていくことになります。どの方法が合うかは人によって違うので、気になることは遠慮なく質問してみましょう。

こんなときは早めに婦人科へ

✓痛みが強い、またはずっと続いている
✓セックスのあとや、生理以外のときに出血がある
✓かゆみや、いつもと違うおりものがある
✓潤滑ゼリーを使っても痛い
✓排尿のときにしみる、尿もれが気になる

痛みの陰に別の原因が隠れていることもあるので、「更年期だから仕方ない」と決めつけずに、一度診てもらうと安心です。

「痛いからしたくない」をパートナーに伝えるには

痛みを我慢してエッチを続けていると、だんだん誘われること自体がつらくなってしまいます。何も言わずに断り続けると、パートナーは「嫌われたのかな」と受けとってしまうかもしれません。すれ違いが続くと、ふれあう機会そのものが少なくなってしまうことも。

伝えるときは、気持ちの問題ではなく体のこととして話すのがポイントです。たとえば、こんな言い方はいかがでしょうか。

「あなたが嫌なんじゃなくて、体が変わってきて、最近ちょっと痛いの」

「痛いので今日はしない」と、そのまま伝えて大丈夫です。代わりのスキンシップを提案する必要もありません。触れ合いたい気持ちがあるときだけ、ハグなど自分が望むことを一緒に考えてみましょう。

二人で無理のない過ごし方を話す夫婦

「もっとゆっくりしてほしい」と具体的に伝えると、パートナーもどうすればいいかがわかって安心できるはず。2人で試しながら、新しいペースを見つけていけるといいですよね。

長く楽しめるカップルに共通することは、歳をとっても、結婚していてもセックスを楽しめる人の特徴でも紹介しています。

更年期のセックスのよくある質問

閉経したら、もうセックスはできないの?

閉経したからといって、セックスができなくなるわけではありません。潤いを補う工夫や、婦人科での相談を取り入れながら、パートナーとのふれあいを続けている人もいます。自分たちに合ったペースで楽しめれば十分です。

潤滑ゼリーは毎回使っても大丈夫?

肌に合うものであれば、毎回使ってかまいません。かゆみや赤みが出たときは使うのをやめ、続くようなら婦人科で相談しましょう。

久しぶりにしたら、すごく痛かった……

しばらく間があいたあとは、体が慣れていなくて痛みを感じやすいことがあります。久しぶりのエッチで気をつけたいことは、久しぶりのエッチは痛い!?の記事で紹介しています。

尿もれが気になって、エッチに集中できない

更年期は、骨盤の底で臓器を支える骨盤底筋がゆるみやすい時期ともいわれています。気になるときは婦人科で相談してみると、トレーニングの方法などを教えてもらえることも。膣トレについては膣トレのメリットを紹介した記事も参考になります。エッチの前にトイレに行っておく、タオルを敷いておくなど、気持ちがラクになる準備もしておくと安心です。

大人の体と仲良くなれば、セックスはまだまだ楽しめる

更年期のセックスの痛みは、「体が変わってきたよ」というサインのようなもの。何かが終わったのではなく、今の体に合ったやり方に切りかえる時期がきた、ということなのかもしれません。

痛みを我慢せず、潤いを足して、2人のペースで。そうやって工夫を重ねていけば、大人になったからこその、ゆったりとしたセックスを楽しめるようになるはずです。

潤滑ゼリーとローションの違いや、乾燥が気になる人に向けた選び方を知っておくと、自分に合うものが見つけやすくなります。

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