性欲で始まる浮気は完全に「別腹」

「ワンナイトラブは、例えていうなら飲み会後に食べたくて仕方がなくなるシメのラーメンなんです。後から考えたら、たらふく飲み食いした飲み会の後にラーメンを食べる必要はなかったかもなあと思うのですが、その瞬間はどうしても食べたい。でも、ミスであることは分かってるんですよ」（29歳・エンタメ関係）

「性欲で1回ヤりたくなっちゃう女の子には、気持ちが入ってるわけじゃないから。本命の彼女のことが嫌いだから、嫌だからやることでもなかったりします。ただもう性欲って本能だから。彼女は白米、浮気相手はデザート、なんて言うけど、そんな大層なものでもないですよ」（25歳・イベント会社）

「セフレ未満」の一回二回の浮気は、男性の中では「やっちまったな〜」と思うくらいのことで、罪悪感にもならないくらい大したことではないこともあるようです。

浮気をしない人は「彼女を傷つけることをしたくない」というマインドですが、浮気男から言わせてみると「たいしたことじゃないんだから傷つかないで」という感じのようです。歯牙にも止めていないからこそ、防ぐことも難しそう。

「浮気しないで」と言われても…

「うーん。さっきも言ったことですけど、ワンナイトラブとかはやめてって言われても、酔っ払ってる時とかは多分無理なんですよね。理性が性欲に勝てなくなってる時だから。たぶん、浮気しちゃうやつって欲望に忠実なやつだから。なんて言われても、繰り返すやつは繰り返すんじゃないですかね」（29歳・エンタメ関係）

「例えばワンナイトラブじゃなくてセフレとか、他に気になる女の子がいるパターンの浮気だと、彼女との間に問題があることも多いと思いますけどね。何か不満があったりするから、余計に他がよく見えてしまうことはあるし。

少なくとも”浮気するのは完全に男が悪い”って言うのを決めつけるのはだめなんじゃないですかね」（27歳・起業家）

浮気する彼氏に対して「浮気しないで」「最低」などとなじっても、根本的な解決にはならないようです。

ワンナイトラブであれば本人に悪気はなく、セフレや気になる人ができたなどの場合は、本命彼女への不満がある可能性もあるため、その確執を取り払わないと浮気もなくならない可能性もあるそう。

どちらが始めた浮気だとしても、浮気は二人の問題、と捉えてあげた方がケンカもスムーズになりそうです。頭ごなしに怒っても解決に繋がらなそう。

男性の浮気を防ぐためには

「そのうち、今ほどいろんな女性と寝たいと思う気持ちは薄れていくと思うんですよね。それは長い人生の中で、そろそろ落ち着こうと思ったりとか、結婚を意識したりし始めたりする時には、ぐっと頻度が減ったりするんじゃないかなとは思っています。それがいつかとかよくわからないですけど」（27歳・起業家）

「浮気をすることで自分が損をすると思ったら、やれなくなるんじゃないかな。例えば本命彼女のことが本当に好きで、しかも相手には非の打ち所なんてなんにもないという状態の時に、自分の浮気が原因で振られるかもって思ったら、やらなくなるかも。男に言い訳するスキを作らせたらダメだと思いますけど」（25歳・イベント会社）

「浮気のセックスはもういいや」と思わせるか、あなたが普段から天女のように素晴らしい振る舞いをして「浮気するなら別れましょう」と言うか……。浮気を悪びれない男性に浮気をやめさせるには、そのくらいしか方法がないようです。

結局は「浮気が嫌なら浮気をしない男性と付き合う」か「浮気する男性でも好きならある程度許容してあげる」ということにはなってしまうようです。

結論、男性の浮気は多くの場合、怒ってもケンカしてもやめられない、ということ。浮気自体を責めるより、浮気する気にもならないほど自分がいい女になる方が早いかもしれません。

（久留米あぽろ／ライター）

（オトナのハウコレ編集部）