
「なくならない」吉原ソープとスカウトの関係―摘発が続く今も、形を変えて続く“紹介の仕組み”
ナイトライフ
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カワノアユミ
「最近、スカウトが捕まったってニュースをよく見るけど、実際のところ業界はどうなっているの?」
夜の仕事や風俗業界に従事していたり、少しでも関心がある女性なら、こんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
摘発や取り締まりのニュースは耳にするけれど、現場の状況やスカウトの動きは、外からはなかなか見えにくいものです。
売春防止法や職業安定法、風営法など、法律が年々厳しくなる中で、東京・吉原のソープ街はいまどのような状況にあるのでしょうか。
そして、長年この街と関わってきた「スカウト」という存在は、本当に消えつつあるのでしょうか。
今回は、現役スカウトマンの方に、現在の吉原ソープとスカウトの“距離感”について、女性にもわかりやすく解説していただきました。
摘発が相次ぐ今、スカウトは「消えた」のか?
ーー最近、風俗業界に関わるスカウトマンが逮捕されたというニュースを目にする機会が増えていますが、実際にスカウトはいなくなっているのでしょうか。
現役スカウトマンAさん(以下、Aさん):結論から言うと、スカウトという存在そのものはなくなっていません。ただし、路上で声をかけたり、直接店に連れて行ったりといった、昔のように分かりやすい形はほとんど見なくなりました。
今は非対面、非公開、クローズドなやりとりが主流です。独自のアプリや限定SNS、紹介制の連絡網などを使っていて、形を変えただけで本質的には前と何も変わっていません。外から見えにくくなっているだけ、というのが実情だと思います。
ーー取り締まりが厳しいのは東京だけなのでしょうか。数年前から「日本が厳しくなったから海外に流れている」というイメージもありますが、実際はどうなのでしょうか。
Aさん:確かに海外案件の話は、以前より耳にするようになりました。ただ、それは日本が成り立たなくなったから、という単純な理由ではありません。
日本は日本でまだ成り立っていますし、仕事自体が急になくなったという感覚は、正直あまりないですね。それに、海外だから安全とか、捕まらないということは全くありません。国や地域によってルールもリスクも大きく違いますし、日本以上に不透明な部分も多いです。
少し前に話題になった、いわゆる『ドバイ案件』と呼ばれる危険な出稼ぎの話も、スカウトの間ではよく聞きます。
僕が聞いた話では、外国人モデルが骨を折られて捨てられた、というようなケースもありました。また最近は、アメリカの入国審査もさらに厳しくなってきているので、海外出稼ぎを積極的に勧めるスカウトマン自体も減ってきている印象です。だから、誰にでも海外を勧める、という感じではないですね。
現在の吉原ソープ街の状況は?
ーーーもし店側が捕まった場合、吉原のソープは実際に減っているのでしょうか。
Aさん:ここはよく誤解されがちですが、店長やオーナーが逮捕されると、その名義では営業できなくなります。ただ、それで店が完全になくなるかというと、そうではありません。
名義を変えたり、店名を変えたり、体制を組み直したりして、比較的短期間で再スタートするケースが多いです。外から見ると新しい店ができたように見えることもありますが、実質的には減っているようで、あまり減っていないのが現状だと思います。
ーーー逮捕された場合、どれくらい拘束されるものなのでしょうか。長期間収監されるイメージもありますが、実際はどうなのでしょう。
Aさん:多くの場合、勾留は最大で20日ほどで、略式起訴になって罰金刑で終わるケースも少なくありません。
もちろん内容によりますが、必ずしも長期で拘束されるわけではないです。ただし、風俗営業の許可が数年間取れなくなるという点は大きくて、そのために別名義や別の人を立てて営業する構造が生まれています。




















