【まるでホラー】田舎のラブホで起きた、恐怖の実話
ナイトライフ
PR松本ミゾレ
田舎って、凄いですよねぇ。筆者の地元は九州なのですが、ありとあらゆる昆虫が大きく、そして素早いんです。
ゴキブリなんて関東のそれと比べると、3倍ぐらい素早いし、よく飛ぶし。クモもデカいんです、大人の手のひらぐらいのサイズのクモが、真夏の夜になると灯りにびっしりへばりついていて。しかもこいつらも異常に素早い。
ああ、思い出すだに身の毛がよだつ……そんな田舎の、恐ろしい話をもっと知りたいですか?
OK、じゃあ披露しましょう。
今回はタイトルにあるように、田舎のラブホテルで起きた恐怖の実話を3つ紹介したいと思います。
いずれも九州の話になりますが、これを読んでも九州のことは嫌いにならないでくださいね、それだけお願いしておきますよ。
シーツの大量の血痕!
これは筆者の同級生が、20代前半のころに体験した話です。ある晩、彼氏と掘っ立て小屋みたいなボロいラブホに入った彼女は、室内に入ったとたん、おかしなニオイに気が付きました。
血のニオイがするのです。
しかし彼氏はその気配を微塵も感じていない様子でした。気のせいだったということにして、彼女は掛布団の端をめくり、ベッドに滑り込みます。
「ぬちゃ」
足先から太ももに伝わる冷たい感触。おどろいて掛布団を一気にめくってみると、そこには大量の血の池が広がっていたのです。
当然2人とも腰を抜かすほど驚いたのですが、このとき彼女は気づきました。この血だまり。どうも経血のようなニオイがするのです。
すぐにフロントに連絡すると、大至急別の部屋があてがわれたわけですが、従業員曰く「すみません、掃除サボっちゃって」とのこと。
こういういい加減なところは、さすが田舎のラブホですね。
ちなみに、彼女の直感は当たっていたようで、問題の部屋のトイレには経血まみれのタンポンが捨てられていたそうです。
ベッドの下にお札びっしり!
ある男性が1人でラブホテルに入室しました。何故1人なのか。理由は簡単。デリヘル嬢待ちだったというだけのことです。
さて、お店に連絡してみたはいいものの、結構手持ち無沙汰。そこで彼は、なんとなく壁掛け時計の裏やタンスの隙間などに何かお札が貼られていないかチェックすることにしました。
その流れでベッドの下もチェックしてみると、あるわあるわ、びっしりとお札まみれ。普通ならその場で卒倒するか、気持ち悪いので部屋を替えるように要求するわけですが、彼は違いました。
「もう電話で部屋番号まで伝えてたし、今部屋を替えちゃうと女の子が迷惑するかもしれない」
結局そのまま部屋にとどまり、彼は目的を遂げたあと、朝までぐっすりそのベッドで寝たそうです。
……お札の効果はちゃんとあったということですね。
バスルームに大量の虫、虫、虫!
田舎って、やっぱり虫が多いし、どこにでも入り込むんですよね。
あるとき筆者が元カノとラブホに入ったときのこと。とりあえず大きな浴槽が目にとまったので「お湯でも張るかな~」とバスルームに近づくと、何やら「ガサガサ」という音がします。
田舎者であり、子供のころから虫を捕まえてばかりいた筆者は、すぐにそれが虫の出す音だと気付きました。
で、意を決して浴槽を見下ろしてみると、そこには大量のカマドウマが。
それぞれが浴槽から出ようとして、カシャカシャと足音を立てながら小刻みにジャンプしているのが目に入ったのです。
さすがにたくさんのカマドウマを見てしまうと、虫に耐性があっても別物ですね。でもそのままにしておくと、きっとこのカマドウマたちは清掃担当にシャワーで熱湯を浴びせられて全滅するはず。
それはしのびないので、泣く泣く彼らを洗面器に移し、そのまま窓の外からリリースした次第です。
その様子を後ろから見ていた元カノ(虫嫌い)には「ありえない」と言われ、そのまま振られてしまいました。
懐かしい思い出です。
おわりに
といったようにですね、田舎には恐ろしいラブホ話が山ほどあるものです。
都会ほど事故とか事件が起きる件数は多くないものの、田舎ならではの管理のルーズさが原因の恐怖体験は案外多いと感じた次第です。
都会のラブホも、上野公園付近をかだと結構ボロボロだったりするんですけど、田舎の場合はあれよりもっとひどいですからね。虫だの何だのが入り込む隙間もたくさんあるのでしょう。
そういえば、3年ほど前に地元に帰省してみると、もうラブホテルも大半が廃業しちゃってました。あのさびれた町では、セックスしたくなった人たちはどこに行くんでしょう。
自宅でセックスするのが主流なのかなぁ……。(松本ミゾレ/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)