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「エッチなことが大好きな女の子」はいかにして生まれたのか? べっつぃーさんインタビュー【前編】

ナイトライフ

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川口美樹


オトナのハウコレ読者の皆さん、こんにちは。


読者の皆さんもいつもお世話になっているであろう、べっつぃー(Betsy)さん。

彼女のセックスコラムの良さはなんと言っても「超具体的」であること。

インターネットを調べてもなかなか出て来ないようなアイデアや知識を、ご自身の体験から余すところなく語ってくださっています。


ただ、べっつぃーさんの過去や素顔が語られることってあんまりなかったのかなと思います。


ということで、今回は、べっつぃーさんにエロテク以外の「人としての背景や価値観」をインタビューをさせていただきました。


このインタビューから見えてきたことは、「自分の欲望を恐れないことの大切さ」でした。

情報発信をするようになったキッカケは?

ーー今のように情報発信をするようになったキッカケは何だったんですか?


べっつぃーさん(以下、べっつぃー):上京してきたタイミングで、下ネタを話せる女友達を探していたんです。


その時に、ananなどに連載を持たれていた方が主催していた、少人数で性の話ができる女子会に参加したんです。


それがすごい楽しくて。何回か参加しているうちに「あなた、結構知識があってすごいわね」って言われるようになったんです。


そこから、その方が座談会などに「一般的なヤリマン代表」としてちょくちょく呼んでくれるようになったんです(笑)。


そしてある時、その延長で参加した飲み会でたまたまAMの編集部の方にお会いしてお声がけいただいたのが最初のキッカケですね。

ーーそれまでは全く発信などはされていなかったんですか?


べっつぃー:ぜんぜんやってなかったですね。ブログではちょこちょこその会のことなどは書いていましたが、連載を持ったのはAMが初めてでした。


とりあえず3ヶ月のつもりで始めたのですが、蓋を開けたら5年続いていますね(笑)

お父さんのエロ本が起爆剤になった

ーー性的なことへの興味は昔からおありだったんですか?


べっつぃー:興味は小学生の時のころからありました。


少女漫画もダメって言われるような家庭で育ったんですけど、それでもやっぱり知りたい気持ちが強くて。


そんな時に、4年生か5年生の時に、お父さんの隠しているエロ本を見つけたんです。そこからですね、本格的に興味を持ったのは。


ーーかなり早い段階から! 具体的にはどんなところ興味を持たれたんですか?


べっつぃー:保健の授業で「精子と卵子がくっつくこと」とは聞いていたけど、「実際にどうやってくっつくんだろう?」ってずっと不思議に思ってたんですよね。


エロ本を見たときに「あ、こういうことか」とわかってすごく興奮したんですよ。それがわたしにとって初めて性的興奮を覚えた瞬間だったんです。


ーー逆に「うわ、嫌だな」という嫌悪感はなかったですか?


べっつぃー:まったく思いませんでしたね。「ようやく知りたかったことが知れた!」という喜びの方が大きかったので。


そこから家中のお父さんのエロ本(官能小説やエロ漫画)などを読み漁りました(笑)。何がってわけじゃないけど、たぶん、本能的に惹かれたんだと思います。


見ていてすごく楽しそうで、かつそれが秘められたことであることにもドキドキしていました。

一般的な恋愛にあまり興味を持たなかった学生時代

ーー純粋にのめり込んだんですね。ただ当時はネットもない時代、周囲の女の子たちの会話が合わなかったのでは?


べっつぃー:女の子同士の話は、それこそ少女漫画から得たような話が多くで、キスの話までが限界でしたね。私は「この子たちはまだ何も知らないんだなぁ」と一歩引いた感じで話を聞いていましたね。


ーーそうなりますよね。とはいえ、知識が先行してる状態だったと思います。初体験の時はどうだったのでしょうか?


べっつぃー:ずっと「早くやりたい」と思ってたんですけど、実はカラダへのコンプレックスもありなかなか踏み切れずいたんです。


高校生の時に、ファーストキスをした相手にはすぐに振られてしまって。ますますコンプレックスが加速したんですね。


そんな中、同じクラスのイケメン2人に「家に遊びにおいでよ」って誘われたんですよね。


ーーえぇ!? 高校生ですよね!?


べっつぃー:そうですね(笑)。その時は押し倒されるような形で始まりました。想像していたのとは違いましたけど、それはそれで楽しかったです。


そこからいろんなことを、いろんな人とやってみたいと思うようになりました。(この時の様子はブログでも詳細に書かれていますので、気になった方はぜひ)

大学生の時は、彼氏とかいらないって思ってましたね。


ーー自分の興味が周囲と違うことへの抵抗はありませんでしたか?


べっつぃー:たしかに周囲と比べると、恋愛よりは性的なものに興味が強かったですが、もともとあまり周囲の人と同じことをしたくない性格だったんです。


運動会でみんなで応援の練習をする、といった団体行動がとにかく苦手で。


イエローモンキーの曲に出てくるエッチなお姉さんに憧れるような子だったので、みんなが好きな”甘く切ない恋愛の話”に興味を持てなかった、というのもあるかもしれないですね。


ーーなるほど。他の人と自分の興味が違ったことはそこまで気にならなかったんですね。

人と違うことを恐れないことの「強さ」

べっつぃーさんの過去の経験をお聞きして一番に感じたことは、「周囲を気にせずに自分の興味関心に没頭できることの強さ」です。


学生時代って、「周囲と話が合わないことへの恐れ」があると思うのですが、べっつぃーさんは小さい時から「自分の好奇心を優先している」ように思います。


だからこそ、上京してすぐ友人の少ない状態でも、一見怪しい(本人談)集まりにも参加することができたのではないかと思います。


その「好奇心に飛び込む勇気」があったからこそ、今のべっつぃーさんがあるのは間違いありません。


後半は、べっつぃーさんのセックス観や読者の皆さんへのメッセージなどをお伺いしていきます。


そしてそのセックス観やメッセージにもやはり、「好奇心に飛び込む勇気の必要性」が隠れていたのです。(川口美樹/ライター)


(オトナのハウコレ編集部)

【後編に続く】


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