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手コキのコツは心臓のリズムを意識すること 「手コキ研究会」代表・今賀はるさんインタビュー【後編】

ナイトライフ

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大泉りか


「性を楽しむきっかけ作り」をコンセプトに、毎週第2土曜日に都内で開かれている「手コキ研究会」。その代表であり、現役で風俗で働きつつ、AV女優としても活躍中の今賀はるさんにインタビュー。


前編の「プロが最強の手コキテクニックを伝授!」では、研究会のあらましとともに、男性が「勃起する前段階で効く手コキ」、「勃起させる手コキ」、「EDに効く手コキ」を教えていただきました。引き続き後編は、男性を愛撫するコツと、手コキのテクニックを教えていただきます。

2000人以上の男性とプレイをしてきた

――今賀はるさんは、現役で風俗で働きつつ、手コキ研究会の代表とされていらっしゃいますが、これまで、何人くらいの男性とプレイしたのでしょうか。


今賀はる(以下、今賀):ソープを入れると、1000は越えますね。プライベートも入れると、たぶん2000人くらいかな。


――それは、相当な数ですね。


今賀:1か月に15日くらい出勤して、1日に3回プレイするってことを考えると、それくらいになりますよね。プライベートは300人以内に収まると思います。


――プライベートですると、めちゃくちゃ上手だって言われません?


今賀:フェラと手コキは褒められますね。昨日も褒められました。「プロだからね」って返しましたけど(笑)。セックスはやっぱりいろいろ知った方が楽しいですよね。


ひとりの人と向き合うことも勉強になるっていうけど、いろんな人を知ることによって、ワンパターンじゃないことを知れるし、対応できることも増える。ゲームでいろいろな技を覚えるのと一緒です。最初は体当たりしかできなかったのが、魔法が使えるようになったりする。


――(笑)。でもそれこそ、料理だって、素人の作ったものと、一流のプロの作ったものは、まったく違うじゃないですか。セックスだってそれくらい違うのではないかなって思います。


今賀:風俗嬢さんによっては、この人はこのパターン、あの人はこのパターンでって考えながらやってる人もいるみたいなんですけど、わたしは直感型なんですけどね。でも、それなりにパターンにははめている気もします。


――パターンといいますと。


今賀:これをやっておけばOKっていう流れです。セックスが下手な人はこの流れをしないんですね。、乳首、性器、乳首、性器って、局所で攻めてくる。そうじゃなくて、身体の局所以外の部分をなでなでしたり、フェザータッチで触れるだけで「へぇっ!」って思われます。


――そもそも自分から積極的には、男の人の身体を触らない女性もいると思います。


今賀:そうなんですよね。女性は受け身ではなくてはいけないような空気が、まだありますよね。男性がリードして、女性がついていくっていう。けど、手コキで男性が喜ぶ姿を見ることによって、女性もセックスの時も受け身ではなく、自分から攻められるようになるんじゃないのかなって。

セックスにおける手コキの役割とは

――なるほど。そもそも、セックスにおいて、手コキの役割って、なんなのでしょう。


今賀:女性にとって手コキには、4つの役割があるんです。雰囲気作り、男性を感じさせる。ちんちんを勃たせる、そしてイかせる。


――では、手コキの良さってなんですか?


今賀:真面目なことを言うと、性感染症のリスクが少ないことがひとつ。そしてもうひとつは、あらゆる状況でできることですね。


例えば生理中だったらセックスはしにくいじゃないですか。けど、生理中であっても、同じベッドに入って、何かして遊びたいって時に、手コキならできる。


セックスまではしにくいような場所でも、手コキならできるし、さらにいうと、手コキって、しながらコミュニケーションが取れることが、すごくいいと思います。




――フェラチオの場合は、口がふさがっちゃってますもんね。

今賀:セックス中もあんまりベラベラはしゃべれないし。けれども、手コキ中って、「どういうのが好き?」とか「どこがいい?」とか自然に聞きやすい。日本人って恥ずかしがりじゃないですか。「触って欲しい」って言えなかったり、「痛い」とかでさえも言いにくい。


だから、手コキがコミュニケーションを取るキッカケになったらなって思ってます。


――なるほど。手コキはコミュニケーションとして適しているって、すごく納得です。


手だけじゃなく、全身を使いながら触る

――それでは、手コキをする時のコツってありますか?


今賀:リズムは大事ですね。これはお店の講習で習ったんですが、心臓のリズムで刻みながら相手の身体に触る。赤ちゃんをあやすリズムのような感じです。


――タイ式マッサージの施術者のリズムと似ていますね。


今賀:身体をくっつけながら、全身をゆっくり揺らすと、ただただ手先だけでやってるんじゃない、一体感が生まれます。リズムに合わせて相手の身体におっぱいが当たったりして、それも男性は興奮しますね。


――手コキといっても、手だけではなく、身体全体を使うんですね。


今賀:そう。身体全体を使うことによって、疲れにくくて腕も痺れません。あと、手コキといいつつも、実際には、こかないのもあるんです。例えば裏スジを撫でているだけの技とか。


――そういうのもありなんですね。


今賀:ありです。焦らしを与えつつ、「ここがいいのかなぁ」とか相手に話しかけたりして。


――そういうふうに、手コキの最中に言葉をつけることも大切ですか?


今賀:大事だと思います。同じ技であっても言葉自体でご奉仕にもなるし、責めにもなる。言葉責めが難しいっていう方は、実況するといいですよ。「我慢汁、こんなに出てるよ」とかそういう感じで。


――なるほど。では、言葉以外にも、手コキに加えると男性の感度がアップするものってありますか。


今賀:例えば手コキといっても、お互いに立った状態すると、また違った刺激が味わえます。お互いに向かい合って座った態勢での手コキは、風俗っぽいといいますか、事務的な感じが出てしまうので、例えば後ろからハグしながらコイたり、添い寝の体勢でこいたりもいいですね。

イキにくい男性がイク手コキって?

――手コキって、前戯としての手コキと、男性をイかせるための手コキがあると思うのですが、例えばイキにくい人でも、手コキだったらイクってあると思うんです。そういう技があったら教えていただけますか?


今賀:「ワンダーランド」って技があります。これはマンコを意識して、片方の手でスタンダード、もう片方の手で上に蓋をしてこく技です。膣と子宮口を手で作るようなイメージ。


こく時は、あんまりガッツンガッツンと力は入れずに、コンコンコンコンって心臓のリズムで触ってあげてください。余裕があれば竿の部分の手を回すとさらに効果が倍増します。


――膣がうごめいているようなイメージですか?


今賀:そうそうそう。あと、実はトリッキーな技よりもスタンダードの強弱で、半分くらいはイキますよ。最初は、あえて亀頭のくびれのところは触らない。


チンチンの長さによっては、人差し指は外しちゃって、中指薬指小指と、親指だけで刺激して、焦らしたあげくに、徐々に先端にあがっていくと、亀頭に触れた時に「オウ!」ってなります。


――やっぱり男性の一番の快感のポイントは、カリ首と陰茎のはざまのところなんでしょうか。


今賀:そうですね。一番気持ちいいのは神経が一番集中している亀頭の付け根の裏スジの部分。けど、刺激が強すぎるので、あまり触らないで欲しいって人もいますね。


なので、本人がよほど希望しない限りは根元から触って、その人にあった具合を探します。実は、手コキ最強説を唱える男性って結構いるんですよ。いろんなことを突き詰めていった結果、手コキが一番気持ちがいいと。

手はいろんな形に変えられる


――それって、どういうことなんですね。


今賀:手って、口やマンコよりも、いろんな形に変えることができる。それに早さも調整しやすく、痒いところに手が届くからっていいますね。それに対してセックスが最強説の人は「やっぱり愛情がないと」って言いますけど、手コキにだって愛情はありますよ(笑)。


――ちなみに、はるさんの一番お気に入りの技ってなんですか?


今賀: 「フォークボール」(前編で紹介)は使いやすいです。あとは「乳しぼり」もいいですね。これは牛の乳しぼりの要領で指先を動かす技ですが、指がテテテテッて当たるのが、不思議な感じらしくて。


指先がちんちんにまとわりつく動きが、見た目にもいやらしさを演出できます。あとは「こいつ、イカねー」って時はラブラブしごきですね。男性にオナニーをしてもらいつつ、その上に手を重ねる。


イクための手コキって本人が一番よくわかっているから。「普段どういう感じでやってるの? 一緒にやらせて」っていえば男性も嫌がりません。


――なるほど!


今賀:ふたりの愛の共同作業です!


――とっても参考になります。

今後はWebコンテンツを作っていきたい

――貴重なテクニックをたくさん教えていただいてありがとうございます。最後に、これからのはるさんの活動予定を教えてください。


今賀:性に関することって、ハードルを高く感じる人が多いから、そのハードルを極力さげていきたいですね。もっと内容の濃い話を聞きたいって意見もあるので、500円の手コキ研究会よりも、もう少し値段を高くしたものも、やっていきたいなぁって思ってもいます。


イベントなのか、セックススクールみたいなものなのかはわからないけど。あと、Webで情報を得られるようなコンテンツを作りたいなっていうのもありますね。イベントに来れる人たちって、やっぱり一部じゃないですか。


地方に住んでいたりすると厳しいし、田舎でエロいことが好きっていうと、すごく変な人って扱いを受けたりもする。偏見も強いし。そういう人に向けて、どこからでもアクセスできるWeb上のコンテンツを作りたいです。


もちろん、手コキ研究会もずっとやっていく予定です。手コキでわからないことがあれば、手コキ研究会に来ていただければ、いつでもお教えしますので!(大泉りか/ライター)


(オトナのハウコレ編集部)


■今賀はる Imaga Haru

静岡県出身。大学院で管理栄養士の資格を取得するも、就職活動時に交通費を稼ぐため始めた風俗の仕事で“性”の魅力に気付き業界入り。現在はキャストとして働きつつ、AV女優としても活躍。性感染症予防の活動や働く女性のセカンドキャリア支援に取り組んでいる。趣味はサーフィン。『手コキ研究会』代表。


今賀はるTwitter:https://twitter.com/imagaharu

手コキ研究会

「性を楽しむきっかけ作り」をコンセプトに、様々な職業、年齢、性別の方に性に関する情報を提供し、性に関して語る場所を提供している。毎月第二土曜日に都内で開催(開催時間は2時間)。参加費は1回500円。


手コキ研究会公式HP:https://tekoki-kenkyukai.com/
手コキ研究会Twitter:https://twitter.com/tekokikenkyukai

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