なぜ男は恋人に意見したがるのか?その心理の裏側とは

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山崎アオイ

つい先日、久しぶりに恋人ができて浮かれていたのも束の間、あっという間に別れることになった。決定打は、大喧嘩でも浮気でもない。彼氏が私の仕事にいちいち口を出してきたことだ。

こちらから意見を求めたことは一度もない。なのに一緒にいると、なぜか話題は私の仕事に流れていき、聞いてもいないアドバイスが上から降ってくる。

最初は「ひとつの意見」として軽く受け流していた。もともと人のアドバイスを素直に聞くタイプの女ではない。だが毎回となると話は別で、だんだん嫌気がさしてくる。「私はお前の部下でもビジネスパートナーでもねぇよ!」——そんな怒りすら覚えるようになった。

だからある日、「それやめてくれない?」と言った。返ってきたのはまさかの「NO」だった――。

「それならもう、別れよう」。その場で別れを決めた。

正直、意見も性格も価値観も、ましてや自分が嫌がることまで押し付けてくる相手と我慢して付き合う年齢でもない。合わないなら、こじれる前に離れる。それがオトナの引き際というものだ。

そこでふと考えた。聞いてもいないのに口を出してくる男は、一体何が目的で、どんな心理を抱えているのか?というわけで、自分なりに「口出ししたがる男」の心理をいくつかの角度から掘り下げてみました。

口出ししたがる男、その心理にあるものとは

じゃあ、そもそもこういう男たちは何を考えているのか。悪気がないのは分かる。でも悪気がないからこそ厄介だったりもする。彼らの中で何が起きているのか、いくつかの角度から覗いてみることにした。

「解決してあげたい」が発動している

女がただ話を聞いてほしいだけのとき、男はなぜか「問題→解決」モードに勝手に切り替わる。愚痴のつもりで話した些細な出来事にまで、いちいち真剣な対策を提示してくる。

冷たさというより、「役に立ってる自分」に酔いたいだけなんじゃないかとすら思う。不器用な優しさと言えば聞こえはいいが、こっちはただ「うんうん」って言ってほしかっただけなんですけど。

「自分の価値」を確認したい

意見やアドバイスを挟むことで、無意識に自分の存在価値を確認している男は一定数いる。「自分が導いている」「自分がいないと回らない」——そう思い込むことで安心を得ているのだ。

要するに、こちらの仕事や人生を、自分の自己肯定感を満たすための材料に使っているようなもの。自信のなさをこっちにぶつけないでほしい。

育ってきた環境と「男らしさ」の刷り込み

「男は引っ張るもの」「女は守られ、導かれる存在」——そんな昭和的価値観で育った男ほど、口出しを本気で「思いやり」だと信じ込んでいる。

本人にとっては愛情表現のつもりでも、対等な関係を求めるこちらからすれば、ただの過干渉でしかない。時代についてこれていないアップデート不足を、愛情と勘違いしているだけだ。

「経営者気取り」が発動している

自分はこう成功した、だからお前にも教えてやる——そんな謎の使命感を出してくる男もいる。しかも大抵、聞いてもいないのに「タダで教えてやってるんだから」という恩着せがましさ付き。

こちらの仕事の文脈もろくに理解していないのに、自分の成功体験だけをテンプレのように当てはめてくる。ありがた迷惑とはまさにこのこと。

単純に「心配性」で「コントロール欲」が強い

相手の選択にいちいち不安を感じるタイプの男は、口を出すことで自分の不安を先回りして処理しているにすぎない。

愛情のつもりかもしれないが、実際は自分が安心したいだけの行動。度が過ぎれば、これは束縛や支配欲そのもの。「心配だから」は、都合のいい免罪符にはならない。

今回、学んだ口出しされたときの賢い対応

まず「ありがとう、でも自分で決めたいから」と、感謝と意思表示をワンセットで返す。全部を真に受けず、アドバイスと指図はきっちり分けて受け取ればいい。

それでも繰り返すなら、「求めてないときに言われると窮屈」とはっきり伝える。ただし、ここで正面から言い争うのは得策じゃない。こういうタイプは、むしろ討論そのものを楽しむ節がある。

理屈で返せば返すほど嬉々として反論を重ねてくるので、結局こっちだけが消耗する羽目になる。だからこそ、感情的に応戦せず、淡々と一線を引くのが正解だ。

それでも変わらないなら、それはもう「癖」ではなく関係性への姿勢の問題。相手を変えようと消耗するより、離れるという選択肢を持っておく。オトナの恋愛に、我慢して付き合う理由なんてひとつもない。

まとめ

口出ししたがる男の多くは、悪意があるわけじゃない。不器用な愛情表現だったり、育った時代の価値観だったり、あるいは自分の不安をこっちにぶつけているだけだったりする。

とはいえ、それが心地よいかどうかを決めるのはこっち側だ。「良かれと思って」なんて言葉に振り回される義理はない。自分の意思を優先する——結局それが、いちばん楽な距離感なんだと思う。(ライター/山崎アオイ)

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