アイコン 愛されるワガママとモテないワガママの違いとは?

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愛されるワガママとモテないワガママの違いとは?

人に合わせちゃう女より、ワガママな女の方がモテるらしい。

そんな一般論は知っているものの、どこか納得できていない自分がいました。不景気極まりないこの世の中で、ワガママばかり言っている女と一緒にいるのは、男性にとっても気苦労が多いはずなのですから。

しかし、恋愛ライターとして4年活動してみた筆者は今、あるひとつの答えにたどり着きました。たしかに、男性に煙たがられるワガママ女がいるのも事実です。しかし、世の中には「モテるワガママ女」と「モテないワガママ女」が存在するのです。
ネットでよくある記事を読んで、浅はかに「ワガママを言った方がモテるんだな」と考えるのは危険です。加減を知らずワガママを言ってばかりいれば「かんしゃく持ちで子供っぽい」「自己中で自立できていない」という烙印を押されてしまいます。

ただ、だからと言って昭和の女性のように、黙って一歩下がっていれば喜ばれるというわけでもないのが、今の恋愛の難しさです。ワガママを言い過ぎるとんメンヘラ扱いされるのに、つまらなすぎる女もよくない。つまり、モテる女のワガママは加減が重要なのです。
モテるワガママ女は、男性に必要以上に合わせすぎません。例えばデートの日程を組む時、相手を好きな気持ちが大きすぎると都合を相手に合わせてしまいますよね。

しかし、モテるワガママ女はあえて、わざわざ自分から予定を合わせに行ったりはしないのです。彼氏のためにスケジュールを調整するようなことをせず、友人との予定や趣味の予定もきっちり楽しむ。「私それなりに忙しいなら、会いたいならあなたが予定を合わせなよ」という意思を、じんわり匂わせます。

いつでも暇そうにしていると、相手も安心してしまい、女性を自分の都合に合わせようとしてきます。いつでも会えるわけではないというレア感があった方が、男性の気持ちを引き止めておきやすいのです。

だからといって、仕事の日でも自分の都合に合わせて呼び出そうとしたり、週に何回も会いたがるとまでいくと、やりすぎてメンヘラ女に。ワガママは「多少振り回す」程度にとどめて。
モテないワガママ女は、自分のワガママが通る確率を見通すことが下手です。モノのおねだりやデートの頻度など、相手の許容範囲を大きく越えるワガママは、どうしても叶えてもらえる確率が低くなります。

「常識の範囲内かどうか」のものさしがしっかりしていると、ワガママが通る確率は上がります。「高級フレンチに連れて行って」というワガママよりも「コンビニでアイスおごって」というワガママの方がかわいらしいですし、ワガママを聞く側にとってもハードルが低いですよね。

対等な関係性を大きく越えるワガママは、ただの「地雷女」の烙印になってしまいます。大きなワガママを言う時は、自分は彼に何をどのくらい貢献してあげられているかを考えてみて。関係性に見合わないワガママは、なかなか通りませんし不仲のきっかけになります。
恋人同士であれど、最低限相手を気遣う気持ちは必要です。けれど、相手の顔色ばかり伺っていると、その姿勢は相手にも見抜かれてしまうでしょう。

モテるワガママ女は、人に対して気を使いすぎません。彼氏に対しても自分は自分、人は人と思っていれば、必要以上に気を使いすぎたり、都合よく振る舞ってしまうこともありません。

恋人という距離の近い関係の人に対し、共感性や同一化を求める人も多いですが、なんでも一緒でないと、と考えているとお互いに窮屈です。

時には彼と意見に相違が合っても、あまり自分と同一に考えすぎず相手の価値観を認めてあげることも大切。自分が自由に振る舞える人は、他人に対してもおおらかなのです。
モテるためにワガママを言おう、と気を張っていると、某あざとい系アナウンサーにあこがれているような感じの計算高さが際立ってしまいます。あざとさや小悪魔感は、演出しようとしている姿勢がバレると、男性にとってだいぶイタい女に。

最低限、人としての気遣いは心に止めながら、思ったことを素直に言ってみましょう。モテるワガママ女ほど、ワガママを言っているという感覚を持たずに、自分の気持ちを相手に伝えることができます。

イヤな時はイヤ、嬉しい時は嬉しいとはっきり伝えること。自分の気持ちを閉じ込めすぎないことも、モテるワガママ女の重要な要素です。
結局のところ、モテないワガママ女とモテるワガママ女の違いはなんなのでしょうか。それは「自己肯定感の高さ」です。モテないワガママ女は、恋人に愛されているということの証明を求めていたり、自分の寂しさ、至らなさを恋人で埋めようとしてしまっています。

モテるワガママ女の最大の魅力は「自分のライフスタイルが確立できていること」です。自分を肯定できているからこそ、恋人に同一化を求めず自分の意見を通すことができ、愛の証明として必要以上のワガママを通そうとはしないのです。

モテる女は「これって、ワガママなのかな」と不安になったりはしません。頭で考えてワガママを言っているのでなく、あるがままの自分の気持ちを伝えているだけ、というスタンスなのです。

急に自己肯定感を高めることは難しいかもしれませんが、まずは恋人に対して、損得勘定を持たずに接してみましょう。否定されることを怖がらずに、自分の「常識の範囲」のワガママが、恋人にとってどの程度のものなのか確かめてみて。(久留米あぽろ/ライター)

(オトナのハウコレ編集部)
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