サカりすぎ!すぐに押し倒してくる彼氏の心理を解説
ナイトライフ
PR松本ミゾレ
学生時代、同級生の女の子から、その子が付き合っている彼氏について相談されたことがあります。
いわく「デートしててもセックス、セックス。すぐにベッドに引きずり込まれる。ヤリたいだけなのかな? 相手は自分のことをどう思ってるのかわからん」と、こういうわけです。
このときどう回答したのかさっぱり記憶にありません。
たぶん、しょうもない回答をしたから、自分でもパッとしない発言と感じて、忘れちゃってるんでしょう。
似たような相談を、おととし同世代の女性からも持ち掛けられました。
やっぱり「彼氏が会うたび会うたび鶯谷のサボイに連れ込もうとする。すぐに押し倒されてシャワーも浴びることができない」と困惑している様子でした。
なぜ、彼女をすぐに押し倒す男性は存在するのか。
今日はその理由と、彼らをそうさせる原因についての話をしていきたいと思います。
基本的にセックスのこと以外考えてない
男性の中には、性欲が強い者とそうでない者がいますが、大抵は性欲強めの男性ばかりです。
こういうタイプは、特に20代ぐらいまでは彼女とデートしてても、セックスのことばかり考えており、すぐに押し倒そうとする者が少なくありません。
僕の周りにも、そういうタイプが、25歳ぐらいの頃まではうようよしていました。
そのうちに「セックスするだけが男女関係の根幹ではないんだな」と気付くようになっていき、みんなまともな恋愛をするようになりましたが、短絡的なヤツはいくつになってもそのままで、もうアラフォーなのに高校生みたいな勢いで交際相手を押し倒しているようです。
精力旺盛なのはすごいことですが、やっぱりこういうのって基本的に、彼女のことをセックスできる女性と考えちゃってて、それ以上の深堀りをしていないってケースはあります。
価値観が成長しないまま大人になっちゃったというか、ずっと思春期みたいなメンタリティで女性に接するというかね。
こういう男性、男同士で遊ぶ分には面白いんだけど、女の子を介して飲み会とかしちゃうと、もう目が女性の方ばかりに向いてしまってギラギラして、個人的には好きじゃありません。
性の匂いをぷんぷんさせちゃってて見苦しいというか。
でもしょうがないのです。彼らは好みの女性を目にすると、セックスに関連付けて発想をしたり、会話を仕掛けたりということしかできない、いまだ未完成な社会人男性なのですから。
彼女を押し倒すことが、何よりも優先されてしまう男たち
だいぶ前、友人とその彼女が家に遊びに来るということがありました。
アポなしだったし夜更けだったのでイラッとしたんですが「終電なくなっちゃった」と言われたので仕方なく受け入れたんですよね。
当時僕は、うさぎと暮らしていたんですが、このうさぎがちょっと体調不良で、なるべく静かにするように2人に伝えたのです。
ところが連中はバカなので、寝室を貸し与えた瞬間にセックスが始まったんですね。
こっちは「うさぎが具合悪いから。静かに寝てさっさと朝になったら帰って」と言っていたのに。
それでもう激怒してしまって寝室に乗り込み「お前ら俺が言ったことと、俺が潔癖なの忘れたか!」つって叩き出したのです。
友人は悪態をつきながら出ていき、それから二度と一緒に遊ぶことはありませんでしたが、その彼女のほうが家を追い出して1時間ぐらいして、コンビニで買ったというビールを3本、袋に入れてやってきて。
「さっきのお詫びです」と手渡してくれたんですよね。
そして周りを気にしながら「本当は嫌だったけど、断るとものすごく不機嫌になるので、あなたのベッドでセックスしてしまい、ごめんなさい」と謝罪されました。
これにはちょっと同情したのですが、堰を切ったようにそのあとも「本当にめんどくさい彼氏」とか「モノは小さいのに無駄に回復力があるからつらい。ピストンされ過ぎてヒリヒリする」みたいな愚痴まで吐き出す始末。
でもこっちはこっちでうさぎの体調が悪くてそれどころではなく、どうやって話を切り上げようかと思ったところ、追い出した友人から彼女の携帯に着信が入り、「さっさと来い」と命令されたようで、そこでやっと僕も解放されました。
世の中には、相手の意向を聞かず、ただ自分がセックスしたいから時も場所も選ばずに彼女を押し倒す無神経な男がいるんだなぁと、呆れかえったものです……。
逆に、押し倒さない男性たちもいるにはいるが……
一方で、世の中には彼女を見れば押し倒す、脳みそが下半身にあるとしか思えないバカ男以外にも、ちゃんと冷静で頭の中に脳みそが入ってる男性もいます。
ただ、そういう男性って冷静というか臆病というか、なんか煮え切らないところもあるようで、これが逆に女性をイライラさせることもあるようです。
これは僕の話なんですけども、以前、ある女性と2回目のデートでカラオケに行ったんですよね。
このとき普通に楽しかったんだけど、ある瞬間にその女性がソファーに腰かけている僕にまたがってきたんです。こっちとしては心の準備ができていなかったし、まだまだ井上陽水歌いたかったので困惑していると「ウブなんだね」みたいなことを言われました。
今思うと空気が読めないこっちが悪いんだけども、このとき「ああ、こういうときに押し倒さないのは、それはそれでダメなんだな」と理解したところです。
でもカラオケ店でセックスとか、僕は嫌ですね。下品で。
ただしこれがきっかけで相手から急速に冷めた態度をとられたので、とても悲しい思いをしました……。
こういう話って他にもありまして、僕の友人の中にも、何度デートしても一向に彼女をホテルに誘わないので、しまいにはどつかれて「さっさとセックス誘え!」と要求されたという者がいます。
あまりにも慎重すぎても、相手をイラッとさせちゃうんだねぇという話を、その友人と2人で苦笑いしながらしたものです。
でもなぁ~、やっぱり会うたびにすぐ押し倒してしまうような肉食系の男と、そうじゃない男とがいるわけで、草食ってる僕みたいなのにいきなりステーキぶら下げられても困惑するのは、これは当然のことのような……。
おわりに
あ! そういえば。
以前キャバクラでボーイしていたときに、ボックス席に座っていた客に対して、お局みたいなホステスがこんな話をしていました。
「あたし初体験のときに付き合ってた男に強引にベッドに押し倒されたんだけど、そのときベッドの縁に頭ぶつけて、それでケンカになった」
「なんとか仲直りして挿入はされたものの、今度はピストンのたびに身体がベッドの上の方にズレてって、さっきぶつけた後頭部が壁に何度もぶつかって、痛くてそれで相手の腹殴った」
お局さんの営業用鉄板トークだったのかもしれませんけど、なんとなく思い出したのでここに記しておきますね。
みなさん、押し倒される際には、事前に後ろに硬いものがないか注意しておきましょう。
ちなみに僕は中学生の頃に体育の選択授業で柔道を選んでいたのですが、女子に大外刈りを掛けられて後頭部を打ち、周りがちょっと引くぐらい吐血したことがあります。
押し倒すときも、押し倒されるときも、ご用心ください。
(松本ミゾレ/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)