「セックスに愛は必要か?」というテーマに感じる素朴で当たり前の意見
ナイトライフ
PR松本ミゾレ
僕は、一番必要なものは性欲。性的好奇心だと思ってやみません。性欲があるから、人はセックスに駆り立てられるのです。
ですけども、こういう話を仲間内でしていると、よくいわれるんです。「お前は間違ってる」って。
下手すると完全に悪者扱い。「最低」とか「エッチができればそれでいいの?」みたいに責められることもあります。
その都度「うるちゃ~~~い!」つって全員ビンタして回るわけですが、性欲が必要なものでないなら、セックスにはなにが必要なのか聞いてみると、「愛」っていうんです。
愛。セックスをするには、愛が不可欠だと、みんなそういうんです。
これは実に抽象的な意見ですよねぇ。よく言うよって思います。
だってそういう話を真面目な顔でしてる人の中には、セフレがいるヤツもいるし、浮気してるヤツもいるし、不倫してるヤツまでいるわけですから。
今回は、“セックスに愛は必要か?”に焦点をしぼって、いかにセックスという行為そのものに愛が介在しなくても実際やれてる人が世の中に多いかってことを、説明していきたいと思います。
セックスに愛は必要か? 答えはノーだ!
恋人との素敵な時間を共有するって目的もありますし、セックスをすることでお互いの絆を強くするって目的も、まあ考えられるところですよね。それが恋人同士であれば。
でもみなさん、セックスをする目的は、あくまでも性欲を発散すること。これが第一義ではないでしょうか。
性欲がなければセックスなんてしないんです。だってその欲がないんだもの。
ところがこれをいうと「それは違うだろ」みたいなツッコミを入れられることが多いんです。
でも、同じ三大欲求でいえば食欲の場合、満腹なのにまだ食べたいって思う人は、それはもう満腹中枢がイカれたブーちゃんですし、普通は食べませんよね。
睡眠欲にしてもそう。1日15時間ぐらい寝ればさすがに「もう眠たくないわ」ってなるし、それでもなお寝ようという人はそうそう居ません。
なのにセックスに関してだけは、「愛情があれば~」とか「セックスは愛だから~」みたいなことをいう人っているんです。
しかもそういって僕を責める人に限って、ばっちり浮気とかしてるんですよね。
じゃあ愛情がなければセックスをしちゃいけないのか? という話になるじゃないですか。
そう考えると、世の中愛情を共有していないけどセックスをする連中ってのは山ほどいます。
この時点で僕は、セックスには愛は関係ないって思うしかないんです。
セックスにいちいち愛云々とかナンセンス!
セックスに愛は必要か? という質問に対して、なんか知らんけど無意識に恋人同士のセックスだと思い込んでいるというか。でも実際そんなこと問われてないんですよね。
あくまでも「セックスに愛は必要か?」って問いかけなんだから。それで言えばですよ愛が介在しないままセックスをしちゃってる男女のほうが多分世の中に多いですよ。
このテーマについては、同じく恋愛コラムを書いていた知人とも口論になったことがあるんですが、その知人いわく「愛のないセックスは虚しい」とのこと。
しかし、そんな知人が一方では「ワンナイトラブは楽しい!」みたいな話も書いてるんですよね。その矛盾を指摘して絶交しちゃったんだけど、やっぱりこれ、僕は間違ってないと自負していますよ。
愛がなくてもセックスはできる! それをやってきたじゃないですか。大勢が、これまで。今日も、この瞬間もきっと愛のない者同士がセックスをしていますよ。
別に愛情が共有されている男女同士のセックスを否定したいわけじゃないんです。愛がない者同士のセックスを否定されると、「それってどうなの?」って僕なんかは思うばかりなんですよね。
愛なんかなくても恋人関係が続いたり、愛がないけど夫婦として過ごす男女もいます。ならばセックスにも同じことが当てはめられるべきでしょう。
セックスに必要なのは愛よりも性欲
恋人同士の場合はレスは愛情を希薄させるので、セックスを定期的にこなすことも、ある意味では必須事項です。
でも、それとこれとは話が別で、セックスそのものには愛はなくてもできるし、そのほうが興奮するって人もいますからね。
セックスをするためには愛がないといけないという考えは、セックスをする際に確実に必要ということにはならないというか、あくまでも付帯的なものなんです。
そもそもセックスは生殖のための行為で、そこにいちいち愛が介在していたら、私たち人間はこれほど増えてないんですよね。
セックスに愛を云々いう人って、野暮だと思います。人は最悪愛がなくても生きられるし、最悪、愛がなくても子孫を残せる機能はあるわけですから。
最低限、セックスに必要なものは愛じゃなくて性欲ですよね。愛があっても性欲がなきゃ、セックスはできませんからね。(松本ミゾレ/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)