男がひそかに夢見る「ストッキングを破いて挿入するプレイ」は何がイイのか?
ナイトライフ
PR松本ミゾレ
おまたせいたしました。おまたせし過ぎたかもしれません。
昭和最後の色事コラムニスト、松本全裸ミゾレでございます。
本日もエッチなコラムを男性の視点からぬるく斬って行こうと思うわけですけども、みなさんはストッキングが男性にとって、かなりフェティッシュなアイテムとして認識されていることをご存知ですか?
まあ、ご存知ですよね。
ストッキングを履いた足に注がれる男性の視線。これに気づいていない女性なんてそうそういないはずです。
今回のテーマは、ストッキングとセックス。なぜ男性はストッキングに性的興奮をしてしまうのか。これについてつらつらとやっていきましょう。
破りたい 一度は願う そのプレイ(五七五調)
まず、男性がストッキングを履いている女性の足に目を向けてしまう理由について書いていきましょう。これはもう単純に、ストッキングを履いている足のシルエットが美しいからです。
美しいものが嫌いな人間なんていません。男性もまた、そういう目線で見ちゃうのです。
しかし、男性には女性を“やらしい目”で見てしまう機能。つまりセックスと結び付けてしまう機能がセットされていますので、次の瞬間にはスケベな欲望が頭をよぎるわけですね。
その欲望の発露方法として浮かぶもののひとつが「ストッキングを一度ぐらい破いてみたい」という破壊衝動です。
成人用雑誌やAVなんかで高確率で登場する、「女性のストッキングを破いて挿入するセックス」描写。
こういうものをさんざん見てきた男性たちは、漠然と「こんなセックスをやってみたいなぁ」とか思ってしまう節があるんですよね。
これは「タイトなニットの上着を巨乳の女性に着せたい」とか「ノーブラでTシャツを着た女性に水鉄砲を向けてビショビショにしたい」みたいな、しょうもない男性特有の願望と同質だと思われます。
が、当の我々男性たちにとっては、しょうもなかろうが何だろうが、一度ぐらいは経験しておきたい夢なのです。
ですのでこの欲求の原点には、ある種《オスとしての本能》から来るあこがれみたいなものがあり、それを相手の了解を得た上でやってみたいのでしょう。
実際、僕も20代の頃にストッキングを破らせてもらい、履かせたまま挿入したことがあります。
やってみると「別に……」という感じではありましたが、とにかくこれで願望成就。
それなりの達成感があったのはたしかですね。
男性はしばしば、やっちゃいけないことをやりたがる
そもそも男性は、禁忌とされることをついやってしまいたくなるんですよね。とくにセックスにおいてはなおのことです。
ナマでやりたがる男性、山ほどいるでしょ?
あれだけ世間で感染症の予防のためにも、妊娠を防ぐためにもコンドームなどで避妊するのは欠かせないって啓蒙されているのに、まだそういう男性はゴマンといます。
これも一種の、禁忌への抗いですね。かなり迷惑な抗い方ですけど。
さらに男性って、壊しちゃいけないものを壊したくなる願望も持ち合わせています。
これはかなり幼稚な願望なんですけど、実際子供の頃にはよく見られる衝動で、男児って奴は、ふと大事にしていたおもちゃをいきなり壁にぶつけて壊してみたくなったりするんですよね。
そういう原始的な衝動が残っているまま成人する男性は大勢います。僕もそうです。自覚がないだけで、みんなある程度はそんな要素を捨て切れていません。
ストッキングを破くくだりのあるセックスを求めるというのは、その幼稚な衝動が形を変えて発露したものだと考えることもできるでしょう。
いや、わかってます!
今、コラムとしては非常につまらないし退屈な話をしていることは自覚しています。
だけど、こういう部分って他の恋愛コラムでは取り上げられることがないんですよね。だからもうちょっとだけお付き合いください。あと2分ぐらいで終わるので!
男性の大事なもの、壊しちゃダメなものをあえて台無しにしたいという幼い願望。
ここに性的欲求もプラスされることって、それこそストッキングを破いて挿入するぐらいが一番手軽だったりするんです。
だからこそ、風俗店によってはオプションでストッキングを破くプレイも楽しめるコースがあるわけです。ああいう需要って、1人2人の要求だけじゃ無視されるのが関の山。
そんなオプションがあること自体、逆説的に男性たちにはその手の欲求があるということの証左になるのです。
おわりに
と、長々つまらない話をしましたが、男性の欲求の本質を知るのは、実は大事なことではないでしょうか。
願望をくみ取り、満たす。
とくにセックスにおいてそれを実践できれば、そりゃあもう相手もたまらんでしょう。
ストッキングを破るくだりを入れるセックス。そんなプレイへの願望を満たしてあげれば、男性からは大いに感謝されることでしょう。
ただまあ、だからと言って別に女性が得するわけでもないし、むしろストッキングが1つ台無しになるだけなので、基本的にはこの手の要求は無視するか「専門店に行け!」と言ってあげたほうがいいかもしれませんね。
物は大事に使わないとバチが当たると、うちのおばあちゃんも言っておりますし。(松本ミゾレ/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)