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本当にあったベランダセックスの怖い話

ナイトライフ

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松本ミゾレ


セックスと一口に言っても、そのバリエーションはさまざまです。

オーソドックスな体位で行うにせよ、場所が違えばそれだけで興奮度にも大きな影響をあたえます。やってることは同じようで、妙に奥深いのがセックスというわけですが、しかし場所についても慎重に選ばないと思わぬ失敗を招くのもセックスと言えるでしょう。


ところでみなさんは、青姦は好きですか!?


筆者は子供の頃からアウトドアが大嫌いなので、必然と屋外でする行為全般が苦手。だから青姦の経験もあんまりないわけですが、こういう人って筆者だけではないはず。


「外でするなんて無理! まあ、たまにはするけど」と感じている人は相当数いることでしょう。


ただ、この青姦と普通のセックスの境目に位置するような場所でなら、アウトドア嫌いな人であっても、意外とセックスをする場として選んでいることもあるようです。


その“場”というのが、ベランダ


今回は、筆者の周囲にいる知人の中から、ベランダでセックスをしたことがあるという人たち数人に、いろいろと話を聞いてみました。


そしてその結果、実はこのベランダセックス。割とリスクが多い危険な行為だったことが浮き彫りになったのです……。

築年数が古く、ピストンのたびに倒壊しそうになった

セックスって、普段ベッドの上でやっているからこそ、その振動もある程度吸収されている行為ですけど、実際相当数のエネルギーが発生していますよね。

だってほら、割と大きな車の中でカーセックスとかしてても、かなり前後左右に揺れまくるので周りに「うわ、ヤッとる」ってバレまくるじゃないですか。


この運動量は、たとえベランダであっても変わりません。

場合によってはそのせいで、大きな怪我に繋がることも。


筆者の高校時代の同級生の今井くんは以前、彼女の借りている安いアパートのベランダでセックスを試みたことがありました。


ところが築年数も40年を越えたこのアパートのベランダは既にボロボロ。ちょっとピストンするたびに、イヤ~に軋む音があちこちから。


終いには絶対に鳴ってはいけないレベルの木材が割れるような音がしたため、慌てて室内に引っ込んだそうです(後日損壊が大家さんにバレて、修繕費を払うことになったとか)。

警察が来て説教された

また、これも同級生の今井くんの話なのですが、大学生時代の彼が付き合っていた彼女と、夏祭りの帰り際のキスが妙に盛り上がり、そのまま自分の住んでいたアパートに連れ込んでイチャつき、さらにいつもと違う刺激を求めてベランダでセックスするということがあったそうです。

そんなベランダセックス好きの今井くんに、またも災難が。夏祭りの夜だったこともあって、いつもより多くの警察官が付近をパトロールしていたのが災いし、しばらく楽しんでいると赤いパトライトが彼らを照らしたのです。


サイレンを鳴らしていなかっただけ温情のある対応かもしれませんが、とにかく今井くんはこってり警察官に説教されたのだそうです。

浮気相手とベランダセックス中に本カレ登場

次に紹介するのが、個人的に一番肝が冷えた事例です。

Yさんという、筆者とは同業者の女性が話してくれた経験談なのですが、彼女は割と性に奔放な性格で、同棲している彼氏がいるにも関わらず、頻繁に浮気相手をその家に招き入れてセックス三昧の日々を送っていたそうです。


あるときもいつものように、仕事で出かけたカレを見送ったYさんは、すぐさま浮気相手に「今から来て」と連絡しました。


すぐに浮気相手はノコノコと顔を見せ、2人はベランダでセックスすることに。Yさん曰く、ベランダセックスはこの浮気相手との逢瀬の十八番だったそうですが、ここでトラブルが発生しました。


白昼堂々ベランダで楽しんでいると、なんと仕事に出たはずの彼氏の車がこちらに向かってきます。これにはYさんも浮気相手も大慌て。


とりあえずYさんはすぐに服を着て彼氏を出迎えることにして、浮気相手はベランダに服だけ取り込んで裸で隠れることにしたそうですけど……肝心なことを見落としてますよね。


そうです。玄関に浮気相手の靴が残されたままだったのです。


すぐに彼氏がそのことに気付き「これ、誰の靴?」と詰問。浮気は即座にバレ、浮気相手はボコボコにされたのでした。


Yさんの彼氏としては、仕事先で使う資料をたまたま家に忘れて取りに戻ったら、彼女が別の男に取られていたという事態に偶然巡り会ってしまったそうで、彼にしてみても災難ですよね。

スズメバチの巣があったことに気付かず…

そして最後は非常にシンプルな話ですが、一番しんどい事例です。筆者の従姉妹のやよいちゃんという女の子が、つい先日遭遇したトラブルは相当なものでした。


ある夜、やよいちゃんがイケメンの彼氏とベランダでセックスしていると、時折耳の辺りに「ブ~ン」という振動音が聞こえたそうです。


やよいちゃんはてっきり「またカレったら、おもちゃ持ち込んでる」と思っていたのですが、その彼氏から不思議な質問を投げかけられます。


「なあ、お前もしかして大人のおもちゃ持って来てる? さっきからブ~ンって音するんだけど」


これで冷静になった2人が、恐る恐る周囲を見渡すと、なんとそこに大きなスズメバチが飛んでいたのでした。

いつの間にかベランダにスズメバチの巣が着工されており、まだそのサイズが小さかったために2人とも気付くことなく、素っ裸で大接近していたことに気付いたときは後の祭り。


思いっきり刺されて数日ほど寝込んだそうです。ちなみに、彼氏は一目散に逃げ出したので無事だったとか。

ベランダでのセックスはスリルがつきもの

ベランダでのセックスには、スリルがつきもの。でもそのスリルって「声が周囲に聞こえるかもしれない、セックスしてることがバレるかもしれない」という類のものだけとは限らないんですよね。


今回紹介したようなリスクも確実に存在しているわけなので、ベランダセックスをするには、それなりの覚悟も必要ということかもしれません。


ベランダセックスは個人的にもモラルから逸脱する割には得るものが少ない行為だと感じています。やっぱりセックスは、安心安全が最優先ですから、ベッドの上で楽しくこなしたいものですね!(松本ミゾレ/ライター)


(オトナのハウコレ編集部)

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