ポイント1：彼氏もセフレも好きなのは当たり前！

まず、よくみなさんが陥るループがこれ。

「彼氏が好きなはずなのに、他の人ともセックスできちゃうなんて……私は彼氏のこと、本当は好きじゃないのかな？ それとも、セフレが好きだからセックスできちゃうのかな？」

彼氏とセフレ、どちらかに絞らないといけないような気がして、どちらかのことを嫌おうとしたり、優劣をはっきりさせようとして悩んじゃうんですよね。

ちなみにこれ、私は不毛だと思います。

だって、難しくないですか？ 友達だって「AさんとBさん、どっちが大切？」とか言われても困るわけだし、一度は体を許した相手なのだから、どちらのことも大切で当たり前。

そもそも「彼氏」と「セフレ」の大事さを比べるなんて、「仕事」と「恋愛」を比べるのと同じくらい、決着の着かない話だと思います。彼氏とセフレは、役割が全く違うので、比べて優劣をつけるのは難しいと思います。

もちろん、あまりに長い間彼氏とセフレを両方持つのも、推奨できることではありませんが……どちらかを切れないからと言って、自分を責めたりしないでいいと思います。

1人に決めるのは、結婚を考える時で遅くないはず。選べないことに悩みすぎないで。

ポイント2：セフレで満たせるものと、彼氏で満たせるものは違う

役割が違うといいましたが、彼氏とセフレでは、満たしてくれるものが違うのです。

まず彼氏ですが、わざわざ人に「付き合ってます！」と公開する彼氏は、一種あなたのアクセサリーのようなもの。相手の学歴、見た目、仕事など、さまざまなことが評価基準になるので、セフレより「狭き門」だと思います。

好きな人に対しては誰しも気を使ってしまうものです。その人の正解に近い態度を取ろうとして、本来の自分らしくない振る舞いをしたり。そういううまくいかなさも含めて、彼氏で満たせるものは「恋愛してる感」「好きな人を手に入れている充足感」です。

一方セフレは、普通は人に公言しませんし、「セフレになろう」という約束のもとセフレになる人もあまりいないので、非常にフランクな関係ですよね。

いつやめてもいい、縛りのない関係。だからこそ、自分もあまり後先や、相手がどう思うかを考えすぎずに済み、友達と接する時のような「あなたらしさ」を出すことができると思います。

なので、女性にとってのセフレの価値はセックスの気持ちよさではなく、「あなたらしさを受け入れてもらえる承認欲求」や「求められていることの満足感」などだと思います。

ポイント3：あなたは恋愛結婚派？　環境結婚派？

どちらがあなたを大切にしてくれるか（一生一緒にいれるか）ですが、これはあなたが恋愛において何を重要とするのかによってくると思います。

世間体や彼氏のレベル、外見などが恋愛において重要で、簡単な恋愛では燃えない、恋愛にゲーム性を求めるタイプの人は、「恋愛結婚派」。

自分が相手を「オトシた」ことに満足感を感じたいタイプなので、なんでも言い合える友達のような関係ではなく、ちょっとハイレベルな彼氏の前で演じちゃう自分も楽しめるはず。そういう人は、セフレと付き合ってもうまくいかなくなると思います。

反対に、自分らしく振る舞って、それを受け入れてくれることに安心感を感じる人や、やりたいようにできないことに、過度なストレスを感じる人は「環境結婚派」。

そういう人は自分が追う恋愛よりも、追いかけてくれる人との恋愛の方が向いているはず。自分が楽にできる環境に安心するあなたは、フランクになんでも言い合える「友達感」の強いセフレと付き合った方がうまくいくかもしれません。

わかりやすく言えば、いつまでもドキドキしていたいなら彼氏を、安定、安心したいならセフレを、という感じでしょうかね。

いつまでもどっちも切れないなら、どっちも不正解！

彼氏とセフレがどちらも1、2年切れていないという人は、思い切ってどっちもやめてみた方がいいかも。

それはあなたにとって、「追いかける恋愛」と「安心できる恋愛」がどちらも同じくらい重要なのです。それが永遠に続くとしたら、今の彼氏と付き合っても絶対不倫しますよ！

結婚後の浮気は不法行為になってしまうので、そのまま結婚するのはいただけません。そういう人は、1人でどちらも満たしてくれる相手を見つけた方がいいと思います。

結婚願望の薄い人は、最終残ってくれる人を長いスパンで選ぶのもありですね。でも早婚希望の人は、悩む程度ならどっちも切ってしまわないと、ずるずると時間を長く使うことにストレスを感じてしまうと思います。

お相手の人柄や持っているオプションも重要ですが、あなた自身の理想のゴールや理想の恋愛を見つめなおすことも、オトナの恋愛には重要だと思いますよ。（久留米あぽろ／ライター）

（オトナのハウコレ編集部）