DV、モラハラ、束縛男・・・。セリフとセックスでわかる、地雷男の見分け方
ナイトライフ
PR深志美由紀
もちろん、その性質を理解した上で「それでも好き!」いうのなら仕方がありませんが、「そんな人じゃないと思ってたのに、付き合ったら本性を現した。別れたくても、今更簡単に別れられない……」という状況に陥ってしまうとまさにこの世の地獄。
また、付き合いが長くなればなるほど、地雷男たちと別れることは困難になる傾向にあります。彼らは少しずつ行為をエスカレートさせてゆき、相手がどこまで受容できるか試しているからです。
彼らにとっては、より理不尽な行為を女性が受け入れてくれるほど自分のことを愛しているという認識になります。なので、我慢して我慢した末に耐え切れなくなって別れを告げると、逆に「俺を愛してたんじゃないのか!裏切り者!」と責められ、揉め事が大きくなってしまうことがあるのです。
そうならないためにも重要なのは、交際初期のうちに彼らの特徴に気付くこと。少しでも違和感を感じたら、早めに縁を切るのが自分の心と体を守るために大事なことです。今回は、交際初期の言動やセックスからわかる、地雷男の見分け方をご紹介いたします。
やたらと愛を語るヤリチン
まだ出逢ったばかりなのに、やたらと愛を語りたがる男性がいます。なんなら、はじめて会ったその日から美辞麗句のオンパレード。「キレイだね」「君のこと好きになっちゃった」「付き合いたい」など、歯の浮くようなセリフを恥ずかしげもなく並べたててくる。
こういった男性はほぼ間違いなく、誰にでも同じことを言うヤリチン男です。こうして、他人ごととして聞いていると「そんなわけねーだろ」と冷静に判断できるのですが、実際に目の前で褒めそやされると「そんなに私が好みなのかな? もしかして、これって運命の出逢い!?」などと浮かれてしまうのが人間のサガというもの。
正直言って、私も、ある男性と知り合って3日目くらいで「一緒に住みたい」と言われた時には舞い上がって友人に報告してしまいました。だって!! たかがセックス1回のためにそんな嘘をつく人間がいるなんて思わなかったのです!!
ベッドインした翌日からまったくメールが来なくなった時にすべてを悟り、「は~~~~!? ヘンに期待させるなよ、そんなことしなくても一発くらい普通にヤッてやるから!!」と脱力したものです。正直に言って、ヤリ逃げされるよりも、好かれているのが嘘だったことの方がツラい。
なぜ彼らがそのような嘘をつくかというと、「好きなふりをしないとヤラせてもらえないから」という理由もありますが、それだけではありません。世の中には「相手に心から愛され、受け入れられている状態でしかセックスをしたくない」という、最高にこじらせたヤリチンが存在するのです。
一説によると、そもそもヤリチンが求めているのは射精の快感ではなく、自分が「セックスしたいくらい愛される、素晴らしい存在である」という承認だという話があります。
愛されている実感を得るために相手を好きだと嘘をつく。なんとも迷惑であり哀しい話ですが、とにかく「出逢ってすぐに大袈裟に愛を語る男」には注意してください。運命はそう簡単には訪れません……。
女に絶対金を出させないモラハラ男
女性には絶対財布を出させず、全て奢ってくれる男性。というと、包容力があって素敵なのでは? とも思えますが、場合によっては注意が必要です。
いまどき、20代、30代の世代では男女平等が当たり前。デート代もワリカンという男女が多いはず。私も、お金は基本的に折半、またはその時余裕がある側が出せばいいかな、と思っているタイプです。
とはいえ、本音を言えば奢られたらそれなりに嬉しいもの。かけて貰ったお金の価値だけ、なんとなく大切にされている気がしてしまう。しかしながら、中には、金銭的に優位に立ったぶんだけ相手を支配できると思っている男性のがいるのです。
これは、男性本人の収入の高さは関係ありません。「大金をかけた分、文句を言うな」と女を下に見て所有物扱いする金持ち男もいれば、結婚したら雀の涙ほどの生活費を妻に渡し、「やりくりできないお前は脳無しだ」と罵倒する貧乏男もいます。ならばこちらも働こうとでもしようものなら、「俺の稼ぎが少ないっていうのか!」と逆ギレすることも。
こういった男性は、女性がホテル代をワリカンにしようとすると不機嫌になり、また、セックス中にもあれしろこれしろと命令するわりに、女性が積極的になること、自主的にセックスを愉しむことを嫌う傾向があるようです。
付き合いはじめの段階で、本当に気前のよい優しい男性なのか、金で女を支配したいモラハラ男なのかしっかりと見極めてください。
やたらと中出ししたがる束縛男
付き合い始めてすぐに、やたらと生ハメ、中出しをしたがる男性がいます。単純に、ナマでする快感を求めてそうしているのならただのクズで済むのですが(それもよくはないですけども)、中にはそうではなく、相手への独占欲からそういった行動に出るタイプの束縛男が存在するのです。
女性側できちんと避妊もしていて相手を信頼でき、お互い合意の上でそのようなプレイをするのなら絶対にダメとは言いませんが、男性側からの一方的な要求で避妊ナシのセックスをするのは絶対に避けてください。
このタイプの束縛男がしたいのは、女の自由を奪うことです。昔、仲のいい友人が中出し束縛男と付き合っていたことがありました。当時、彼女は水商売をしていて、彼はもともとそこの黒服だったのですが、彼女と付き合いはじめた途端に仕事を辞めてヒモ状態に。
彼は恋人の稼ぎで暮らしているくせに、水商売をしていることに激しく嫉妬をして毎日彼女を罵倒し、さらに絶対に避妊をしなかったのです。「子供を産んでくれ」「責任は俺が取る」と言われ、彼女は「そこまで私を愛してくれてるのね……」と毎回許してしまうのですが、もちろん、そんなわけはなし。実際に妊娠が発覚した時に、彼はアッサリと逃げ出しました。
このように、後先を考えず、その場の感情の盛り上がりのみで無責任に中出しし、将来を約束するていで束縛する。男性本人はいざという状況になるまで自分に酔っているので嘘をついている自覚はなく、調子の良いことばかりを言います。そんな一時の本気から出た発言を信じてしまった彼女を、私はバカにすることはできませんでした……。
一見優しいのに身勝手なDV男
いつもは物腰穏やか、男らしくて頼りがいがあるのに、スイッチが入ると急に豹変して女性に暴力をふるうDV男がいます。
DVをする男性にはいろいろなタイプがいて、なかなか「コレ!」という特徴を見分けることは難しく、上記の束縛やモラハラ、時には浮気男とも複合的に絡んでいる場合があるので一概には言えないのですが、多くの場合共通していることは「女に言葉でかなわない時に暴力が出る」ということです。
つまり「口で言ってもわからないなら、腕力でわからせてやる」というわけで、あまり口の上手くない男性が多いようです(稀に、どんなに上手い言い訳をしても逃れられなかった浮気男が暴力を振るう場合もアリ)。
あからさまにヤンキー気質で暴力的に見える男性ならばわかりやすいですが、そうではない場合には、普段は「物静かで口数が少ない」というタイプです。あまり希望を口に出さないのに、無言のままで自分の欲求を通そうとする男性は危ないかもしれません。ベッドまでの流れでみると、丁寧に口先で口説いたりせず、当たり前のようにホテルに連れ込もうとしたり、押し倒してきたりするタイプです。
これは普通に考えるとアウトなのですが、すでに女性側から彼に好意がある場合、「チャラチャラしてなくて男らしい」「決断力がある」「それほど私を愛している」という風に見えて勘違いしてしまう場合があるので注意してください。
DV男は基本的にプライドが高くて思い込みが強く、自分が本来受け取れるはずの権利を受け取れず、不当に扱われていると感じると暴力をふるいます。セックスを断ると激しく不機嫌になる、こちらの都合を聞かずデートの予定を勝手に決めてしまうなどの特徴があったら警戒してください。
さいごに
いかがでしたか? 地雷男というとどんなに最低なのかと思ってしまいますが、どのタイプの男性も、一見、女性が好むような、いわゆる「男らしい」特徴を備えていることがおわかりいただけたかと思います。
表向きの男らしさに惑わされず、一見頼りなさそうに見えたとしても、本当に優しい、あなたのことを愛するパートナーを見つけて頂ければ幸いです。(深志美由紀/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)