
「触れすぎる夫」vs「触れてこない夫」夫婦のスキンシップ問題を考える
結婚
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山崎アオイ
「夫に触れられるのが正直しんどい」「もう何年もハグすらしていない」
そんな悩みを抱えていませんか?触れられすぎてつらい人もいれば、まったく触れ合いがなくて寂しさを感じる人もいます。実はどちらも、夫婦のあいだで起こる「スキンシップの悩み」です。
今回は多すぎても負担になるし、まったくなくてもモヤモヤする…、そんな夫婦のスキンシップ問題について考えていきます。
もしかして家庭内で起きている?夫婦間セクハラ問題
「セクハラ」と聞くと、職場で起こるものをイメージする人が多いかもしれません。でも実は、夫婦の間でもセクハラは起こり得ます。
たとえば、相手の気持ちを確認せずに体を触ること性的な言葉で傷つけること。
夜の誘いを断ったのに「夫婦なんだから」と不機嫌になったり、無理に求めたりすること。こうした行為は、相手が嫌だと感じているなら、夫婦であっても決して軽く考えてよいものではありません。
一方で、「夫婦なんだから多少は我慢するもの」「結婚したら応じるのが当然」という考え方が、いまもどこかに残っています。
そのため、自分が不快に感じていても「これくらい普通なのかな」と気持ちを押し込めてしまう人も少なくありません。
しかし、結婚しているかどうかに関係なく、スキンシップや性行為にはその都度お互いの意思が大切です。一度、結婚したからといって、すべてに同意したことにはなりません。
長く一緒にいるほど「これが当たり前」と感覚が麻痺してしまうこともあります。だからこそ、自分の気持ちに目を向けることが大切なのです。
夫婦間セクハラチェックリスト
✓嫌がっているのに触ってくる
✓断ると不機嫌になる・無視される
✓笑えない性的な冗談を投げかけてくる
✓拒否すると「夫婦なんだから」と罪悪感を持たされる
✓体を触られるのが嫌で家にいるのすら憂鬱
ひとつでも当てはまったら、それはあなたが我慢しているサインかもしれません。
夫婦間セクハラの処法・伝え方
夫婦間のセクハラに悩んでいるとき、まず大切なのは「自分が嫌だと感じている」という気持ちを否定しないことです。
「夫婦なんだから我慢しなきゃ」「これくらい普通なのかも」と思ってしまう人もいますが、不快な気持ちを抱えながら無理に受け入れる必要はありません。まずは、自分の感覚を大切にしましょう。
気持ちを伝えるときは、「あなたが悪い」「やめてほしい」と責める言い方よりも、「私はこうされるとつらい」「今は触れられるのがしんどい」と、自分の気持ちを主語にして話すほうが伝わりやすいことがあります。
もちろん、一度話しただけですぐに解決するとは限りません。もし何度伝えても理解してもらえない、話し合いに応じてもらえない、恐怖や強いストレスを感じるような状況であれば、一人で抱え込まないことも大切です。
また、配偶者暴力相談支援センターや夫婦カウンセリングなど、第三者の力を借りるのも選択肢のひとつ。夫婦だけで解決しようと無理をせず、安心して相談できる場所を頼ってみてください。
触れてこない夫―スキンシップを拒まれるつらさ
夫婦間のセクハラとは真逆で、スキンシップを一切してこないという悩みもあります。結婚前はあんなに仲がよかったのに、最近はまったく触れ合いがない。手をつなごうとするとさりげなく避けられる。
「疲れているから」と言われ続けて、気づけば何年もスキンシップがないまま。誕生日や記念日も特別なことはなくなった……。
触れてもらえない日々が続くと、「私のことを女性として見ていないのかな」「もう愛情はなくなってしまったのかな」と不安になることもあります。
一方で、「妻のほうから求めるのは恥ずかしい」「断られたら傷つきそう」と感じる人も多いです。そうした気持ちを伝えられないまま、お互いの距離だけが少しずつ広がってしまうことがあるのです。
触れてこない夫へのアプローチ法
スキンシップについて話し合いたいときは、いきなり「どうして触れてくれないの?」と問い詰めるよりも、小さな一歩から始めるのがおすすめです。
たとえば、「手をつないで歩きたいな」「少しだけハグしてもいい?」など、負担の少ないスキンシップを提案してみるのもひとつの方法です。
また、夫が距離を取る理由は、愛情がなくなったからとは限りません。仕事の疲れやストレス、体調の変化、年齢による心身の変化など、さまざまな背景が隠れていることもあります。
だからこそ責めるのではなく、相手の状態を気遣う形で話しかけてみましょう。大切なのは、相手を変えようとすることではなく、お互いの気持ちを知ること。安心して話せる空気をつくることが、夫婦の距離を縮める第一歩になるかもしれません。
夫婦のスキンシップの問題に正解はない
夫婦のスキンシップに「これが正解」という形はありません。大切なのは、触れたい気持ちも触れられたくない気持ちも、お互いに尊重しながら向き合うことです。
我慢を続けたり、一人で悩みを抱え込んだりする必要はありません。言葉にして気持ちを伝え合うことで、夫婦の関係は少しずつ変わっていきます。今のモヤモヤを見過ごさず、二人にとって心地よい距離感を探してみてください。(ライター/山崎アオイ)





















