スポーツジムに出会いはあるのか?日本と海外、両方通ってみた結果

恋愛

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山崎アオイ

恋愛系ライターをしていると「出会いの場所」というテーマは頻繁に出てくる。飲み会、マッチングアプリ……定番の出会いの場は様々あるが、そんな中でも「本当に出会いがあるのか?」と気になる場所がある。それが、スポーツジムだ。

スポーツジムはよく出会いの場所として名前が挙がるけれど、本当に出会いはあるのだろうか?そこで今回は、日本と海外、両方のジムに通った筆者が「実際にジムで出会いはあったのか」をレポートしてみた。

地方のジムはジジイの巣窟だった

まず最初に行ったのは、地方の月極ジムだ。月額いくらの定額制で、通える回数は無制限、マシンも使い放題。手軽に通えるジムとして利用している人も多いだろう。

しかし、まったく出会いはなかった。そこのジムは地元のジジイのたまり場と化しており、筆者が入ってくるのを見るや否や、光の速さで声をかけてきた。

普段、女性利用客といえば50代以上のおばちゃんがダンスレッスンで使う程度で、マシンを使ってトレーニングをする女性は少数派なのだろう。

「このマシンはこうやって使うんだよ……」

「ほら、もっと内ももの筋肉を使って!」

と、誰も聞いていないのにマシンの使い方をレクチャーしてくるジジイたち。あまりのウザさに、同じジムに通っている女友達に聞いてみたところ、「安い月極ジムなんてそんなもんだよ。話しかけられたくないなら、汚い格好で行くのが一番」とのこと。

実際、その友人が髪はボサボサ、ダルダルのジャージ姿でジムに行ったところ、誰からも声をかけられなくなったという。

ちなみにこういった月極ジムはスタッフがほとんど常駐しておらず、無人に近い時間帯もある。そのため声掛け事案は発生しやすいものの、そこにいるのは基本的に地元でだべっているジジイたちだけ、というのが実情のようだ。

パーソナルジムに出会いはあるのか?

ちなみにその友人は、以前パーソナルジムに通っていたことがあるという。パーソナルジムとは、1対1でトレーナーがついてくれて、その人に合ったトレーニング方法を教えてくれるジムのことだ。

今回、こういう記事を書いていると相談したところ、なんと友人がパーソナルジムのトレーナーと連絡を取り、実情を聞いてくれたのだ。すると、そこには思いがけない返信が返ってきた。

「かつて女性メンバーに『誰か紹介してほしい』と言われたので、ジムの交流会を開いたことがあります。見事、他の男性メンバーとカップルになったので良かったのですが……その後、その女性はなんと退会しちゃったんですよね。

それでちょっと問題になってしまって、うちではうちのジムではそういうことは一切禁止になりました。メンバー同士がプライベートで勝手に会う分には仕方ないですが……。」

海外のジムにも行っていた

ちなみに海外に長期滞在した経験もある筆者は、海外のジムにも通っていた。海外のジムと日本のジムの違いは、ビジターとして1日利用もできるし、月極利用もできる点だ。1回利用の料金は数百円ほどで、日本に比べると気軽に利用できる。

まず驚いたのは、ジムの設備によって客層がまったく違うところだ。日本だと、そこまで設備が古いジムに当たることはほとんどない。

しかし海外の場合、設備の新しさと価格がきれいに比例していて、安いジムはマシンも古く、屋外でエアコンもなく、正直汚かったりする。

ただし、安い分、そういうところほどジジイのたまり場と化しやすい。こういうジムでは、日本国内のジム同様にセクハラジジイも湧いてきた。

一方で、設備が整っていて比較的新しいジムには筋トレガチ勢が多い。男も女もガチ勢すぎて、時にはマシンを取り合ってピリつくムードになることも。もはや出会いなんてものは一切ない。

だが、筋トレを通じてというわけではないが、筋トレが趣味の日本人の知り合いができて、一緒にジムに行くようになった。日本人が集まる場で「どこのジムがいいか」といった情報交換をしたのがきっかけだった。

そういう場で知り合いができたので、一応、出会いはあったと言えるのではないだろうか。

総合格闘技ジムには出会いがある?

ここまで書いて、普通にジムに通うだけでは出会いがないようにも感じてきた。しかし、とある知り合いいわく「総合格闘技ジムには出会いがある」という。

一般的なフィットネスジムとは少し違い、格闘技ジムにはプロを目指す選手から、健康やダイエット目的で通う一般会員まで、さまざまな人が集まっている。

練習やスパーリング、ミット打ちなどを通して自然と顔を合わせる機会も多く、通っているうちに仲良くなることもあるそうだ。

特に、同じ時間帯に通う会員同士なら、挨拶から始まって練習の話をしたりアドバイスをもらったりと、距離が縮まるきっかけも生まれやすい。

さらに、所属選手の試合に一緒に応援に行くこともあり、そこで普段とは違う世界の人との出会いにつながることもあるのだそう。

もちろん「格闘技ジムに行けば恋人ができる」という話ではない。だが、共通の目的を持って汗を流す環境だからこそ、思わぬ出会いが生まれやすいのかもしれない。

ジム=出会いの場とは言い難いかもしれないが…

こうして日本、海外、パーソナルジム、格闘技ジムと、様々なジムを渡り歩いてきたが、正直「ジム=出会いの宝庫」というイメージは幻想に近いと感じた。

ただし、まったく出会いがないわけでもない。筋トレ仲間という「異性」ではなく「同志」を得られたのも事実だし、格闘技ジムのように自然と距離が縮まりやすい環境も存在する。

結局のところ、ジムはあくまで「身体を鍛える場所」であって、「出会いを探す場所」ではない。そこで下心丸出しになれば煙たがられるし、逆に純粋にトレーニングに打ち込んでいれば、思わぬところで縁がつながることもある―それがジムという場所のリアルな実情なのかもしれない。

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