１．「また今度ね！」

「“またね～～”ってめちゃ明るく冗談ぽく言う。ポイントはいたずらな小悪魔っぽくみせることで、ずっと『返事はこのままなんだな』『保留か』って思わせること。もちろん“今度”なんて永遠にありません。まともな男ならわかってくれるので意外と有効です」（30代／女性／インテリア）

期待をさせるとかえって逆恨みされるので注意が必要ですが、“女版チャラい系”を装えば大丈夫。「いつまでたっても捕まらない女」「誰のものにもならない女」としてお調子者っぽくふるまえば返事をはぐらかされても逆恨みされることは少ないでしょう。

２．「彼に叱られちゃうから」

「しつこい男ってウザいよね。そんな時は彼氏の存在を匂わせるとイイ。『そんな事したら彼に怒られちゃうから』『彼を大事に思ってるから浮気なんかしたくない』ってキッパリ言うと大抵の男は『あ、そう……』ってシュンとなるよ（笑）」（20代／女性／不動産）

「男がいる」なんて直接聞かされたらうかつに手は出せませんね。いかに「彼から愛されているか」を練り込むとより一層相手はひるむでしょう。

３．「今日生理なんだ」

「鉄板の断り文句（笑）。その後たまに、『もう終わった？』とか聞いてくるデリカシーのない男もいるけど、そんな奴には『私なんだか体調おかしくて生理がなかなか終わらないの。こんど婦人科に行こうと思ってる……』とかでっちあげれば大丈夫」（20代／女性／旅行）

女性ならではの身体のことを引き合いに出せばムリに迫ってくる男性はいないでしょう。「体調が悪い」と断っているにも関わらず詰め寄ってくるような男ならきちんと対応する必要などありません。

４．「寝ない関係の方が上等じゃん」

「ホントにキライな男ならキッパリ断るけど、そうじゃない男向けの文句。『恋愛関係になってうまくいかなくなってお別れするなんてイヤ！男と女は友達でいるほうがずっと上等だよ』って“友人としての価値”を高く説きます（笑）。“彼氏より価値のあるポジションに俺を置いてくれるんだ”って男性のうぬぼれ心をくすぐるみたいで、今のところコレで恨まれたことは一度もない」（30代／女性／医療）

とっておきたい男友達にはキッパリ断るのも勇気がいるものです。使える男友達とはここで縁を切りたくないと考える女性もいるはずです。

その場合は「あなたは大切な友達だから失いたくない」「友達同士ならこの先もすっと別れることはない」と説得しましよう。

【最後に……神崎桃子から愛のメッセジ】

誰にでも声を掛けているような男ならともかく、あなたに好意を持っていて“寝たい”と誘ってくる男性の勇気は、たとえそれが「キモい」「絶対にムリ！」という感情を生み出すものでもそれなりに尊重してあげるのがオトナというもの。

誰だって傷つきたくはありません。しかし「拒否られたくない」「失敗したくない」という不安な気持ちを打ち破って勇気を出して誘ってきているとしたら……？

「アンタなんか男としてみれない」「そんなこと考えるだけでもゾッとする」「よくそんなこと言えるよね？相手にするハズないじゃん」……これがあなたの本心だったとしても、これらの言葉を相手に浴びせるのはあまりにも無粋。

賢い女なら鋭いトゲのような文句を多用することはありません。

断り方も本心をぶつけるより“相手の気持ちを踏まえてある程度オブラートに包んだ言葉選び”をしてあげましょう。

もちろん、ふざけた申し出やあまりにしつこ過ぎる誘いにはこちらも情けは無用！！

ラッピングを施した“オトナのお断り文句”の意味を理解しない不躾な男には、ストレートに「あなたと寝る気は一切ありません」ときっちり伝え、男の期待をこっぱみじんに打ち砕いてやりましょう。

けれどそうでない場合なら、言い寄って来た男性の意欲に免じて笑いというワンクッションを置いてあげるのがイイ女の断り方なのです。

お断りの際でも思いやりは忘れずに……。それが素敵なオトナ女子のやり方なのです。（神崎桃子／ライター）

（ハウコレ編集部）