アイコン 最低! 「彼女の女友達」に手を出す浮気男の心理と手口

PR

最低! 「彼女の女友達」に手を出す浮気男の心理と手口

彼女や妻の友人、知人関係ばかりを狙い、口説いてしまう男性がいます。

される方としては一番イヤなパターンの浮気で、最低の所業だと思うのですが、私はこのタイプの男性を何人も見てきました。(そもそも浮気をするなという話ですけれど)

明らかにヤリチンの浮気者、という場合ならまだしも「あなた、そんな人じゃなかったじゃない!」と驚いてしまうような、誠実な男友達がこのパターンに嵌り込むことも……。

なぜそんなバレやすいところに手を出してしまうのか? と思いますが、頭に血が上った彼らに一歩先を考える余裕はありません。彼らはなぜ「パートナーの友達」を狙ってしまうのか。どのように避ければいいのか、行動パターンやセリフなど、トラブルの実例を出しつつご紹介します。
「彼女の女友達に手を出す」と聞くとヤリチンのクズや浮気者のすることだと思いがちですが、意外にもそうではない場合があります。もちろん、どうしようもない女好きの所業も多いのですが、逆に、女性慣れしていない男性が愚行に走ってしまうこともあるのです。

そもそも、大概の大人は、職場や家庭以外で異性と知り合う機会がそう多くありません。何百人もの男女がひとつの校舎の中に集められていた学生時代とはわけが違います。

これが男性となるとさらにハードルが上がり、一般的に女性よりも異性と知り合いにくい傾向にあります。出会い系などを利用したことのある人はわかると思いますが、とてつもない美男子以外、男性が女性から積極的に声を掛けられることはとても少ないのです。

そうなると、「パートナーの女友達」は彼らにとって数少ない「異性の多いコミュニティ」ということになります。しかも、彼女たちはなんだか妙に自分に対して親しげで親切。やたらと褒めてくれるし、気を遣ってもらえるし、冷たい態度を取られることなどほぼありません。

もちろんこれは、彼自身ではなく、友達である彼女に向けた好意の表れなわけですが、女性慣れしていないと、この好意が直接自分に向けられたものと勘違いしてしまうのです。

こうなると、すっかり気心の知れた、自分を好きで当然な恋人よりも、その友達の方が気になってしまう――という現象が起こります。

「なんだか、あの娘も俺のこと気になってるみたいだし」「本当は彼女じゃなくて俺に会いたくて来てるんじゃないかな!?」などと考えてしまうわけです。

「そんなわけがあるか!!」とツッコミたくなりますが、「彼女の女友達」を紹介されると妙に浮足立ってしまう男性の思考パターンはこういうものです。
しかし、普通は多少うぬぼれることがあったとしてもパートナーの友達に実際に手は出しません。そこで一線を越えてしまうというのは、やはり不誠実で残念な人間と言わざるを得ないでしょう。

私が過去に交際していた恋人にもこのタイプの男性がいました。

彼とは趣味の集まりに一緒に行っていたのですが、そこでは解散が夜の遅い時間になることがありました。彼は車を運転してみんなを送ってくれる親切な人だったのですが、私と私の女友達が彼の車に乗ると、いつも私の方を先に家まで送り届けるのです。

なんとなくおかしいな、とは思っていましたが、疑いが確信に変わったのはとある飲み会の時でした。会場内に彼の姿が見えないので、不思議に思いながらトイレに行くと、なんと、その中で彼と私の友達がキスをしているではないですか。

この時女の子の方はなんとなく困った様子でしたが、彼は私の姿を見ても悪びれずに「ごめ~ん、酔ってふざけてて」と言いました。

それ以来、私はことあるごとに彼に疑いの眼差しを向ける羽目になったわけですが、そのたびに彼が「気にしすぎだよ。君の友達だから顔を立てて仲良くしているだけじゃないか。ちょっと嫉妬深すぎるんじゃない?」と逆に私の方を責めていたことは忘れられません。

当時は私も若かったので「そうか、私がおかしいんだ……。疑い深いなんて、よくないよね」と反省し、それでも疑うことをやめられず、たいへん苦しい思いをしました。

別れたあとになって、本当は何人もの女の子と浮気をしていたことが判明し、「やっぱり浮気してんじゃねーーーかよ!!! 誰が嫉妬深いだゴラァァァ!!!」と、激しい怒りが湧いたものです。
彼は私の女友達全員をまんべんなく、漏らさず口説いていたという猛者だったのですが、残念なことに、誘いに乗ってしまった女の子も何人かいました。

彼女たちのことも「ひどい」と思わなくはないのですが、やはり、一番悪いのは彼でしょう。彼は「美由紀ちゃんの彼氏だもん、信用して大丈夫だよね」という彼女たちから私への信頼を悪用していたと言えるからです。

たしかに、中にはマウント心から積極的に他人のパートナーを寝取りたい女性というのもゼロではないでしょう。しかし多くは「友達の彼氏だから」ということで、油断して自らのパーソナルスペースへ招き入れてしまった場合がほとんどだと思うのです。

女性にとって、友達の彼氏や夫、というのは他の男性に対してよりもぐっと警戒心が薄れるものです。その男性と信頼関係を築いているのであろう友達自体が彼の人間性を保障しているようなものだからです。

しかも、いざ口説き始めた時の彼らの言い分はとても巧み。

「彼女には言えないことがあるんだ、相談に乗って欲しい」とこちらを引き合いに出したと思ったら「彼女、本当はこんなに酷いんだ。別れたいと思ってるんだけど言い出せなくて」と悪者にしてみたり。

「彼女のことを愛してるんだけど、君のことがどうしても気になるんだ。俺って最低だよ、どうしたらいい?」と相手の自尊心をくすぐってみたりします。

なにより、禁断の関係というのはそれだけで魅力的なもの。彼らは友達の恋人というだけで決して手を出してはいけないタブーの相手です。この時、相手の顔や性格、職業などの要素は一旦判断基準から外れてしまいます。

「友達の恋人」という、好きになってはいけない対象。哀しいことに、場合によってはそれだけで恋というのは盛り上がってしまうものなのです。だからこそ、ヤリチン男たちはあえて「パートナーの女友達」という、リスキーな狩場に手を出すのでしょう。

男女問わず、このような心理のトリックを知らないと、「自分は絶対友達の恋人とヤったりしない!」「絶対に恋人を裏切らない」と思っていても、流されてしまうことがあります。

「友達の恋人」「恋人の友達」というのは、それだけで普通よりも魅力的に見えてしまうもの。いざ、障害なく付き合ってみると「あれ、こんな人だったの?」とガッカリすることも少なくありません。そのことを念頭において、皆さんもいざという時の誘惑には打ち勝っていただきたいと思います。
浮気者に限らず、悪気がなくても自分の友達を好きになってしまう可能性がある――となると、どうすればいいのでしょうか。私は、友人とパートナーを分けて考えることが大事なのではないかと思っています。

そもそも、パートナーを友達の輪に入れる必要は本当にあるのでしょうか? 恋愛が盛り上がっていればいるほど、デートなどで恋人とふたりきりで過ごす時間以外に、いつでもずっと一緒にいたい、生活圏を共有して一層強い繋がりを感じたい、と思ってしまうこともあるでしょう。

それは確かに安心できて、心地の良いことかもしれません。けれど、自分の友達はあくまで自分と気の合う相手であり、必ずしも彼とも気が合うとは限りません。

逆の立場で考えれば、友達同士の集まりにいちいち恋人を連れてくる子にドン引き……というような経験、あるのではないでしょうか。

また、友人関係をシェアしていると、別れた時にそれを巻き込んだトラブルにも発展しがちです。私も、別れを告げた彼氏が「俺とあの女、どっちを取るんだ」と友人一同に迫ってたいへんな面倒が起きたことがありました。

なにより、人間、少しくらい謎めいた部分がある方が相手への好奇心が長持ちします。すべてを知り、共有する必要はないのです。

片時も離れたくないパートナーだからこそ、お互いのプライベートな時間を大切に、別々に過ごすことも大切なのではないでしょうか。(深志美由紀/ライター)

(オトナのハウコレ編集部)

関連記事はコチラ▼▼

関連記事