セックスの途中で痛みが! 性交痛の原因と解決方法
ナイトライフ
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セックス中に「痛いっ……!」と感じることは女性なら誰でも一度は経験したことがあると思います。面倒なことに、セックスの最中には痛みをあまり感じなかったのに、終わった後や次の日になって痛みが増してくることもあるんですよね。
そんな痛みを経験してしまうと、また痛くなるんじゃないかと緊張してしまって開放的な気分になれなくなることもあります。
単純に性器の大きさに差があるだとか、潤いが足りなくなるということだけではなく、粘膜などの敏感な部分への力加減が上手くいかないこと、セックスの時間が長くなることで生じる痛みなど、痛みの原因はいくつもあって、解決方法も異なります。
今回は、痛いセックスから解放される方法をお伝えします。
一番大事なのは、痛みを直接伝えること!
女性に多いのが、相手がその痛みを察知してくれるのを待ってしまうことです。「そんなに強くしたら痛いに決まってるのに……」「こっちが痛がってるんだから気づいてよ!」と思ってしまうのもわかりますが、セックス中の男性に空気を読めというのは無理難題です。
だって「アッ! それ痛い!」というときと「アッ! 気持ちいい!」というときの女性の声と表情はそっくりじゃないですか。さらにいうと、痛いときのほうが呼吸が詰まるように聞こえるかなという程度です。だから痛いときや痛くなりそうだと感じたときには、教えてあげるのが親切です。
エッチな空気を壊したら嫌われるとか思わずに、その場ですぐに「待って、いまの痛い」と報告しましょう。我慢してしまうと「そんなに声が出ちゃうほど気持ちいいんだね」と勘違いさせてしまってますます言いづらいし、もっと激しくされて痛みが増すことになります。
なかには「え? ぜんぜん強くしてないのに」「でも濡れてるよ。本当は気持ちいいんじゃない?」とか言って続けてくる信じられないようなおバカさんもいるんですけど、そんなとき私は、その人のお尻の穴に指を3本ねじ込んで激しく出し入れしながら「これでも同じこと言える?」と言いたい気持ちを押さえながら、それでもしっかりと手首を掴んで目を見ながら「本当に痛いから止めて」と言います。
ここまでしないと痛いということが伝わらないことも実際にはよくあるんですよ。とくに興奮しているときは判断力が鈍るので、場合によっては一度セックスを中断することも必要です。
「痛い」という言葉で空気を壊してしまうのが怖い人は、「ちょっと待って。いまのは痛くなりそうな感じ。さっきしてくれたのが気持ちよかったからもう一回して」というように代替案も一緒に出して、全体的に「おねだりされた」という印象にしてしまえば空気を壊さないどころかセックスが盛り上がりますよ。
セックス中の痛みの原因と解決方法
セックス中に起こる痛みの原因は主に次の4つです。
・入り口が痛い
ちょっと痛いと感じ始めると集中力が痛みに向いてしまい、愛液がだんだんと乾いてきてますます痛みが増してしまうのが入り口の痛み。これは挿入中の摩擦によって生じる痛みです。原因は、十分に濡れていないこと、挿入角度があわないことが主な原因です。
よく濡れていると思っても実は潤いが足りていないこともよくあります。前戯でしか濡れないという人もいます。体調によっても量は変わるので、女性は膣に使える水溶性の潤滑剤を1本持っておくことをおすすめします。化粧ポーチに入れておけるコンパクトなものも売ってますよ。
挿入角度は、同じ大きさの男性と同じ体位で挿入しても微妙な差があります。このまま続けたら痛くなりそうだなと感じたら体位を変えてもらいましょう。正常位ならバスタオルを畳んだものや枕を腰の下に入れて高さを調節して、バックなら脚の開き具合を変えるといいですね。
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バックで勢いよく挿入されたときに思わず「あ゛っ!」と声が出てしまう鋭い痛みや、長いちんこで奥までの挿入を繰り返されたときの、下腹部の鈍い痛みは、子宮頸部やその周囲の溝への強い刺激が原因です。
女性は生理の周期によって子宮頸部の位置や硬さが変わるので、タイミングによって深い挿入が心地いいときもあれば、痛みを感じやすいときもあります。挿入を開始するときは浅い挿入からスタートして徐々に慣らしていくといいですよ。
巨根相手のときは、射精が近づいてきたときに無意識に深く激しい挿入になってくることも多いので、もうすぐイキそうかなと感じたら挿入が深くなりすぎるバックや脚を開いた正常位を避けて、脚を伸ばした正常位や、体を重ねた寝バック、男性が腰を突き上げにくい座位などに変えるように誘導しましょう。
セックスで痛みを感じやすい行為ナンバーワンなんじゃないでしょうか。どんな巨根を挿入しても痛くならない鋼鉄の膣を持つ私でも、指でクリトリスをゴシゴシ擦られたり、膣の中に指を入れてガシガシ動かされたらすぐにギブアップです。
指は細い分、力が一点に集中しやすいので使い方によっては凶器になるんですよね。そしてほとんどの男性は女性の粘膜に対する適度な触れ方というものを知らないんです。知らないのは仕方がないんですが、それを教えてあげない女性も女性ですよ。
気持ちいいフリ、「もういいから早く挿入しよう」とごまかして先に進めようとするのはよくないです。わかってないと嘆くよりは「もっと優しく……もっとゆっくり……ううんもっと。そう、それくらい」と言葉で誘導して、ときには手を取って好みの触れ方を教えてあげたらいいと思います。
挿入時間が異様に長いことで膣全体が擦り切れそうになることもあります。長時間のピストンに疲れ果てて膣を締めるパワーを失い、ますます射精しにくくなって……という負の連鎖によるものなんですが、射精までに時間がかかる男性に対しては、なるべく前戯に時間をかけてかなり高めておくこと、挿入開始時の興奮が落ち着いてしまう前に刺激の強い体位や彼の好きな体位で射精させてしまうことが有効です。
他人の体に触れるというのはとても難しいことです。男性の体に触れるときも気づかない間に痛みを与えてしまっているということもあります。お互いに敏感な部分に触れるときにはとくに注意して表情や呼吸を感じ取り、痛くないのか確認する習慣をつけましょう。(Betsy/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)