「男性がセックスしたいのは、自分を認めてくれる女性」 伝説のAV女優が教える、失敗しないセックスの誘い方
ナイトライフ
PR小室友里
こんにちは。セックスレスからセクハラ問題まで、男女心理の違いによるトラブルを解消しています、ラブヘルスカウンセラー小室友里です。
セックスレスになってしまった女性の多くは、こう言います。
「彼(夫)に『セックスしたい、セックスしよう』と誘っても、セックスしてくれないんです……」
うーん、そうですね。おそらくその誘い方じゃ、男性は恐れおののいて脱兎の如く逃げ出すでしょうね。では、女性はどのように男性をセックスに誘えばいいのか。今回は一緒に考えていきたいと思います。
男性はプレッシャーに弱い
多くの男性が女性の求めるセックスを知らないように、多くの女性もまた、男性が求めるセックスを知りません。セックスレスになってしまった女性の多くも、なぜそうなったのか理由もわからず、苦しみ、パートナーに改善を求めます。
「セックスしましょう。私たちはそれが許される関係なのだから」
これならまだ優しい方です。
「セックスしましょう。それが夫婦というものでしょう」
これを言ってしまったら最悪です。男性はどうやってこの状況を回避するか、今持てる最大の叡智を巡らせて考えます。
セックスしたい。その気持ちは同性ですからよくわかります。しかし、その誘い方をしてしまったら絶対にダメなんです。例に挙げた女性の言葉はすべて、男性にとってプレッシャーでしかなく、プレッシャーは何よりも男性には与えてはいけないものなのです。
なぜ女性がプレッシャーを、ことセックスに関して与えてはいけないのか。その上で上手な誘い方とはどのようなものなんでしょうか。
男性はセックスで承認されたい
まずは多くの男性が求めるセックス像を知っておくことが、女性からセックスを誘う際には必要になります。多くの男性が求めるセックス。それは承認です。男である自分を認めてもらう行為がセックスです。
この事実を男性自身が気付いているか? と言われれば、ほとんどの男性が気付いていません。そんなことを考えてセックスしている男性は皆無です。気持ちいいから。女性の裸が見たいから。この程度の価値概念でセックスをしていると考えておいていいでしょう。
女性のように安心したい、心と心で繋がりたいと、精神性を求めている男性もまた、少ないと知っておいてください。女性からすると「ずいぶん浅い考えでセックスをしているんだな」と感じますが、それが男性にとっては承認欲求を満たすものなのです。
そもそも私たち人間は、女性の股の間から生まれています。それは紛れも無い事実であり、あえて意識して考えるものでもないくらい、私たちはその事実を理解しています。
自分が生まれてきた道、産道に戻る行為もセックスです。本来ならば戻ることのない道を私たち女性に許されて、つまり承認されて戻っていく。男性にとってそれは承認欲求のみならず、帰巣本能を満たしてくれるものであり、所属欲求を満たすものでもあります。
帰れる場所があるって、安心しますよね。居場所があるって安心しますよね。言い方を変えると「今の自分でALL OK!」な場所、行為がセックスと言えます。
このことを女性はよくよく、肝に命じておかなければなりません。
大事なことなのでもう一度。
男性にとってセックスとは承認です。
対して、上記に挙げた女性の誘い方をもう一度確認しましょう。
「セックスしましょう。私たちはそれが許される関係なのだから」
「セックスしましょう。それが夫婦というものでしょう」
これらの言葉に、男性が求める承認「今の自分でALL OK!」と思える要素が含まれているでしょうか。むしろ今の自分じゃダメだと感じさせてしまう言葉が並んでいます。
男性がセックスしたい女性とは、自分を認めてくれる女性
今の自分はダメなのか。変わらなければいけないのか。他者から求められる変化は、プレッシャー以外の何者でもありません。自尊心も大きく傷つけます。
「今の自分でALLOK!」と認められたからこそ、勃起もすれば挿入したいと思うもの。それなのにその真逆を言われて、さらにはセックスが義務だと匂わされた日には、男性にとってセックスはプレッシャーを感じる耐え難い行為の何者でもありません。
プレッシャーを感じたら勃起だってしません。勃起しない自分にも自尊心が傷つき、ますますセックスしたくなくなる。自尊心を傷つけ、プレッシャーを与える人ならなおのこと、セックスしたくない。これがセックスレスになる男性の大まかな心理です。
「そんなの、自分でなんとかしなさいよ!」と思うでしょうか。あるいは「私がダメなの?」と思うでしょうか? そのどちらも思う必要はありません。この心理を置き換えるなら、男性が女性の生理の仕組みや辛さを理解できないことと似ています。
自分の体に起こらない現象の全てに同意して、理解することは難しいですよね。ですから、男性はプレッシャーに弱くて、プレッシャーを感じると勃起しなくて、セックスしたくなくなっちゃうんだな。それだけわかっておいてもらえれば良いと思います。
ここまで理解できたら、プレッシャーを与えない誘い方も試行錯誤出来るようになります。セックスを義務だと思わせない、つまり、男性からセックスしたいと思わせるように仕向けることが大切なのです。
男性がセックスしたい女性とは、自分を認めてくれる女性です。
それらは普段の行動から感じ取られます。だから、恋愛テクニックのコラムにおいて「男性のことをすごいね、さすがだよねと褒めましょう!」と口うるさく書いてあるのです。「すごいね、さすがだね」の言葉の本質は、男性への理解と承認なのです。
その理解と承認があって、ようやく男性はセックスへの自信が持てるようになるのです。
「男性をセックス以外で褒めてあげること」
間接的で遠回りなやり方ですが、確実に成果が出ます。急がば回れ、ですよ。(小室友里/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)