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「勘違いS男」が女性の自己肯定感を傷つける SMの女王様がM女性向け風俗をオープンした理由【後編】

ナイトライフ

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大泉りか



前編の「性器でイクより、もっと気持ちいいことを」 に引き続き、5月18日にオープンした、日本初のM女性向けSM店『Lotus(ロータス)』のオーナー、芙羽忍さんに、さらに一歩踏み入ったお話を聞かせていただきました。

「ちゃんとSMの技術を持ったS男性と、安全にプレイがしたい」


そんな女性の願いを叶えるために、どのようなことを心がけているのでしょうか。

【編集部イチオシ】おすすめの「SMグッズ」はコレ!!

リーベゼーレ 手枷首輪セット


本格革製品メーカーのSM器具

「LIEBE SEELE  手枷首輪セット」は、国内では珍しい日本高級本革BDSMグッズブランドリーベゼーレが手がける本格SM器具です。本革は使えば使うほど、味が出るのもポイント。LIEBE SEELEの商品は高品質な革素材を、職人が一つひとつ手作業で作っています。

重厚感があり、スタイリッシュなデザイン

コスパの良いSMグッズと比べると重厚感があり、パートナーとのソフトSMや本格的なSMプレイを楽しめます♡ 大切なパートナーへのプレゼントやマンネリ対策にもオススメです。

SNSでも話題! 海外でも大好評

リーベゼーレの商品はSNSでも、話題のSMグッズ◎ 日本国内だけでなく、海外でも本革製のグッズを中心に好評を得ています!


~編集部のオススメポイント~

✔本革でつくられていて本格的なSMグッズ

✔スタイリッシュなデザインで本格的なSMプレイを楽しめる

✔SNSでも話題で海外でも好評を得ている

SM好きはセックスに固執しない

――いま、実際にプレイができるキャストの男性は、何人いらっしゃるんですか?


芙羽:デビューが済んでいる人は3人です(※2018年6月5日現在)。それ以外にいま、講習中の男性が2人います。


 

『Lotus』の男性キャスト。画像左から、はすみさん、まるさん、薫さん。


――皆さん、自分から応募されてきた方たちですよね。どういう方たちなんですか?


芙羽:半分以上は私のやっている緊縛教室の生徒です。でも、私が誘ったわけではなく、この店を始めようと思った時にTwitterアカウントで募集したら、応募してきたんです。


――えっ! 芙羽さんがオーナーだってことを、知らずにですか?


芙羽:そうなんです。でも全員、ちゃんと応募のメールが真面目で。


――応募の時点で好感が持てる書面で来たと。


芙羽:そう。それはずっと、縄を教えている時から教育していたこともあったんですけど、彼らは、ある意味でセックスに固執しない人たちです。下半身に頼らないSMをしたい人たちなので、そのへんは話が早かったですね。その点では、スタートは簡単でした。

キャストになれるのは「自己否定を終えた人」

――実際にキャストとしてデビューして接客をスタートさせるのに、テストとかあるんですか?


芙羽:テストはないです。ただ、こういう言い方をすると男性に失礼かもしれませんが……、自己否定を終えた人をキャストとしてデビューさせています。


男性って、誰もが「男としてのプライド」を持ってるんですよね。


――具体的にはどういったものですか?


芙羽:自分が誰かよりも優れていたいという欲や、優れているという思い込み、自己顕示欲、SMや性的な事に対する自信・自負から生まれるもののこと。それを全部一度否定しないと、新しいものが入らないんです。


だから、一度、鼻をへし折るんですよ。ダメ出しするのではなく、とにかく新しいものを見せて、「自分がいかにできないのか」って知ったところからスタートです。



 

男性キャストは、それぞれTwitterアカウントを開設、日々普段の生活や、自らのSM観を発信している(画像はキャストの七斗さんのTwitterに投稿されたもの)。


――なるほど。やっぱり女性って性風俗店を利用し慣れていないので、どうしても不安が拭いづらいところがあると思うんです。とくに、SMっていうと怖い印象もありますし。「Mっぽいことをしてみたいけど、怖い」っていう子はいると思うんです。

無理やり生フェラ・挿入は絶対にしない

芙羽:プレイって、本当にいろいろなんです。怖いことばかりじゃない。杉本彩さんがアイスを食べるCMって知ってます?


――知らないです。杉本彩さんのCM?いつ頃の話ですか?


芙羽:たしか5年くらい前で、スリップ姿で目隠しされた杉本彩さんが、皮手袋をした人からアイスを食べさせられているっていう、赤城乳業『デッカルチェ』のCMです。


あれってSMだなぁって。人になにかを強要するのってSMじゃないですか。「変なものは食べさせないし、美味しいものだけをあげるから」って言っておいて、冷たさにビックリしたり、顎つかまれたり。そうやって、距離を詰めていくのがSMじゃないかなって。でも、それをコースにしちゃうと面白くないんです。


――たしかに「アイス食べさせコース」ってあったとしても、何がなんだか(笑)。


芙羽:そう。だから、そのあたりはキャストの懐に任せているんです。ある程度は教えて、あとは自分で考えてって。だからS男性は発想力が問われますね。


ただ、飲尿や飲精は相談の上、お客様に検査を受けていただいてからです。キャストはもちろん、全員検査済ですし、定期的に受けてもらいます。


――ということは、逆に無理やり生フェラをさせられたり、最悪挿入されたりってことはないんですよね。


芙羽:絶対にないですね。そこは安心してください。


――オープンして以来、反響はどうですか?


芙羽:予約はそこそこ入り始めました。あと、お問い合わせがすごく多いです。まずはホテル選びから、どうしたらいいのかって。慣れてない人はひとりでホテルに行くっていうハードルがあるんです。


そういう人にはわたしのカウンセリングを一度受けて欲しいです。30分2,000円で、1回だけ受けることができます。

綺麗なのに自己評価が低いM女性

――ツイッターでも疑問・質問を受けていますよね。どんな疑問が多いですか。


芙羽:「バスローブで待っていたらひかれますか」とか。たとえ全裸でもひかれません。ないですよ。


――なんなら全裸で正座とかでも。


芙羽:そうそう。「この子はそうなのね」ってくらいです。あと「こんなわたしでも、引かれないですか」も多いですね。自分に自信がない。「デブだし可愛くないし」って。容姿のことです。


けど、安心してほしいのは、女性の見た目でプレイしたいとかしたくないとか、プロとしての覚悟がないキャストは入れていません。そもそもの発想がないですよ。それにS男性は自己評価が低い女性のほうが好きだったりしますよね。自分が包んであげようっていう父性が刺激されるらしくって。


――M女性って、自己評価が低い傾向にあるんですか。


芙羽:そうですね。やっぱり自己評価が低い人は多いですよね。この間、お店のオープニングパーティーを開いたんです。キャストが女性客をおもてなしする形で。


それで、いらしてくれた女性の方、みなさん素敵な方なんです。でも自己評価は低い。これまでS男性とプレイをしてきた中で、嫌な目にあってきた人が多いんです。


たんなる悪口みたいな言葉責めをされ続けてきたりとか。「お前みたいな女を相手にする男は俺しかいない」とか。そういうことをされると、どんどん自己評価が下がってしまう。


――あー、でもそういう責めをするS男性、巷に多そうですね。それにちょっと思うんですけど、最近Mの女性って、ちょっと肩身が狭い風潮にあると思うんです。


痴女とか、積極的な女性がもてはやされる一方で、M女の場合はちょっと押し切られたいとか、自分の気持ちを汲んでもらいたいところってあるじゃないですか。


でも、時代的にそれって「自立した女じゃない」って言われるような。でも、Mって性癖であって、変えようもないし、そもそもSのほうが上っていう風潮がしんどいなって。

M女性がいいS男性と出会える機会はあまりない

芙羽:M女性がいいS男性と出会う機会ってあまりないんですよ。SNSとかで探しても変なセックスをされて終わり。ハプバーとかSMの出会い系アプリを試す方も多いんですけど、地雷率がハンパない。


酷い子は、公衆トイレに連れていかれて、それでヤラれておしまいとか。そういう酷いことをされても、「Mだから受け入れるんだろ、嬉しいんだろ?」って。


――Mだからって、何をされてもいいわけじゃないですよね。


芙羽:そう。「命令されたがってる」って思われているというか。でも、性癖がMであっても、性格までMじゃない人のほうが多いわけで、恋をしてから命令されたいんですよね。


でも、いまいる、“ご主人様”と言われている人たちで、そこそこできる人は、需要のある競争率の高いS男性になっているんですね。自動的にM女性のピラミッド型のヒエラルキーができてしまって、そのてっぺんにいるには、若くて、見た目もよくて、ハプバーなんかに連れて行って誇れるっていうすぐに出会えてしまう女の子。


こういうヒエラルキーの下層には“出会えない層”がいるんです。でも、そういう人たちだって夢を叶える方法はある。そこにいるMの女性の選択肢が増えることで、ヒエラルキーの中に組み込まれているすべての女性たちの、自己肯定感を傷つけている最悪なS男性が淘汰されていけばいいのにって思ってます。


――M女性の選択肢を増やすっていいですね。

選択肢のある自分を「いい女」だと思ってほしい

芙羽:お金を払って自分の夢を叶える人は自立している人。だって、対象に依存をしていないじゃないですか。選択肢のある自分を「いい女」だと思ってほしいです。いまのご主人様がいなくなってもいくらでもいるぞって。本当に実際いますし。


――そうですよね。自分の快感のためにお金が使えるって、精神的にも金銭的にも独立していると思います。


芙羽:S男性に日々依存して「なんとか様~」って四六時中思って寂しくす過ごしている女性のよりは、1か月がんばったご褒美にぜひうちの店を利用して欲しいなって思ってます。実はS男さんとM女さんのプレイって、あんまり目に見えてないんですよね。


それそこネットに転がっているのは、紫色になるまで叩かれた女性のお尻や、汚い太もものオジサンを(に)イラマチオさせられているマスクを被った女性の動画とか。それじゃないんだよ、まずは杉本彩なんだよって。


「これがSM!?」っていう、そういう素敵な形を知ると、S男さんのほうも「それがSMなら、俺もしてみたい」って好奇心を刺激される。いい相乗効果が生まれるんじゃないのかなって思ってます。目指すのは次世代です。


――そういう世の中になると、Mの女性も、もっと自分の気持ちよさを追求できるようになりますね。今日は、貴重なお話、どうもありがとうございました!(大泉りか/ライター)

店舗情報

『Lotus(ロータス)』公式HP:http://lotusxoxo.xyz/

料金は60分9,000円~。詳しいシステムなどはこちらから。

ツイッターアカウント:https://twitter.com/Lotus0xoxo

芙羽忍(フワシノブ)

某老舗SMクラブで十年女王様を勤めた後、引退後は緊縛師として活動。一迅社から写真集『緊縛男子』が好評発売中。

(オトナのハウコレ編集部)


【編集部イチオシ】おすすめの「SMグッズ」はコレ!!

リーベゼーレ 手枷首輪セット


本格革製品メーカーのSM器具

「LIEBE SEELE  手枷首輪セット」は、国内では珍しい日本高級本革BDSMグッズブランドリーベゼーレが手がける本格SM器具です。本革は使えば使うほど、味が出るのもポイント。LIEBE SEELEの商品は高品質な革素材を、職人が一つひとつ手作業で作っています。

重厚感があり、スタイリッシュなデザイン

コスパの良いSMグッズと比べると重厚感があり、パートナーとのソフトSMや本格的なSMプレイを楽しめます♡ 大切なパートナーへのプレゼントやマンネリ対策にもオススメです。

SNSでも話題! 海外でも大好評

リーベゼーレの商品はSNSでも、話題のSMグッズ◎ 日本国内だけでなく、海外でも本革製のグッズを中心に好評を得ています!


~編集部のオススメポイント~

✔本革でつくられていて本格的なSMグッズ

✔スタイリッシュなデザインで本格的なSMプレイを楽しめる

✔SNSでも話題で海外でも好評を得ている

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