アイコン ま、まじか...!世界は広すぎる。これまで出会った特殊性癖持ちの人々

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ま、まじか...!世界は広すぎる。これまで出会った特殊性癖持ちの人々

世の中には、実にいろんな人がいるものです。
先日、所用で最寄り駅に出向くと「違うでしょ!」を連呼する男性の声がしました。
周りを振り返っても誰が言ってるのか分からず気味が悪くなったのですが、よくよく確認するとバス停の前でズボンにシャツをインした若い人が、直立不動のまま「違うでしょ!」と何度も何度も叫んでいるのを発見してちょっとびっくりしました。

今、コロナ禍だからみんなマスクしてて、一瞬誰が叫んでるかわからなかったんですよね。
まあその、いろんな人がいますね(笑)。

いろんな人がいるといえば、性癖も千差万別の十人十色です。
僕もこれまで、それなりにクセが強い人たちを見てきたつもりです。

自分の中だけにそういう人の存在をとどめておくのも具合が悪くなっちゃいそうなので、今回は遠慮せずにこちらで紹介していこうと思います。

君の知っている特殊性癖持ちと比べて強いかどうか、ぜひ確かめてくれ! 
特殊性癖バトルスタートだ!
個人的に一番印象深い事例を真っ先に挙げてしまいましょう。
以前飲み屋で隣同士になって仲良くなった40ぐらいの男性が、面白いことを告白していました。
彼は「ハート型のニプレスをつけてもらわないと勃起しないんだよね」と発言していたのです。

なんでも、数年前にエッチな本とかでハートデザインのニプレスをつけている女性を見たのが事の発端らしく、そのあまりのエロいルックスに、これまで散々女性の裸を見てきたはずのこの男性は「そういうのもあるのか」となっちゃったんだとか。

よくおぼえてないのですが「乳首がモロ出しになるより、ハートで隠すというその発想が数千倍エロい」みたいなことをいってたような。

性癖としてはちょっと特殊なんですけど、これはお手軽ですよね。
やってもらおうと思えば、その敷居はそこまで高くないわけで、カジュアルかつなかなかパンチの効いた特殊性癖なんじゃないかと思うところです。
以前、アダルトグッズを集めに集めまくっている女性についてのコラムを書いた気がするんですけど、これはその続きみたいな話です。

この女性、元々ローターやらバイブやらのデザインに惹かれて集めるようになり、そのうち貸し倉庫にコレクションを収納するまでに本格的なコレクター化していたんですが、そこからさらに数年が経過し、いい男性と出会って結婚する運びになりました。
めでたいですね。

その際に、自分の今後を考えたところ、「結婚を機に集めたものを処分しよう」と思い立ったそうです。ところが、いざそうしたら彼女の心の支えみたいな柱がなくなってしまって、抜け殻みたいになってしまったのだとか。

何をするにもあんまり気が乗らない。
美味しいものを食べる気にならない。
結婚という契約に対して漠然とした不安をおぼえる。

などなど、グッズの処分がきっかけでマリッジブルーになってしまったのです。
かといっていまさら膨大なコレクションを取り戻す時間も精神力もなく。
今、彼女は口を開けば「無理に趣味を放棄して、その後はなんのために人は生きるんすかね」と話すばかり。
女性の特定の部位だけに大興奮する特殊性癖持ちの男性はしばしば見かけますが、一見エロくないのにそういう目で見てしまう.......という事例も存在します。

これは割と有名なラインだと思うのですが、世間には女性の口内に興奮するという男性はチラホラいるみたいですね。
僕が知っている事例に登場する男性の場合、彼女もいないためにもっぱら風俗店に出向き、そこで指名した女性の口の中をひたすら時間いっぱいまで確認するそうです。

そういうので興奮できる男性もいるというわけですね。
しかし、指名された女の子は結構しんどいみたいです。
口を何十分もひたすら開けっ放しなので、アゴも疲れるし口も乾いてしまうそうなので。

ちなみにこの話を本コラムの担当編集さんに提示したところ「鼻の穴フェチの特殊性癖持ちもいるらしい」という情報を得ることができました。

鼻の穴かよ.......。
最後に、これはかなり怖い話なんですけども、以前別件で怪談を収集していたときに出会った男性が、かなり印象的な特殊性癖持ちだったことを思い出したので、追記しておきます。

彼は漠然とした人肉への欲求を小さいころから抱えて悩んでいたのです。
人肉。それも綺麗な女性の肉を食べたいという、昔実際にあった人肉食事件が頭をよぎるような欲望をかかえた男性でした。

僕がその男性の話を聞くことができたのも、メールでコンタクトした際に「松本ミゾレ」というペンネームを見て、僕を女性だと勘違いしたのがきっかけだったとも話してくれました。
もし僕が女性だったら、どうなっていたんだろう。

男性は「未だに実際、誰かを食べたことはない」といっていましたが、セックスの際には頭の中で、常に目の前にいる女性をどの部位から食べようか妄想しているとのことでした。
こういう人が自分の特殊性癖の実現を我慢して、私たちと同じ社会で暮らしているということは、何もそこまで珍しいことではないのかもしれませんね。
ちょっと最後の事例で空気がおかしくなっちゃった感がありますが、とにかく特殊性癖ってのは最大の個性です。
変な性癖は誰しもあるものですけど、それを実際に言葉にして表現するというのは勇気のいること。

これまで僕にそんな特殊性癖のことについて語ってくれた全ての人たちに、感謝しかありません。

え?
僕にも特殊な性癖があるかって?

もちろんあります。でも絶対教えられません。

(松本ミゾレ/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)

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