伝説のAV女優が教える、彼の勘違いAVセックスをやめさせる方法
ナイトライフ
PR小室友里
「あなたはAV見たことありますか?」
某SNSでの質問に対して、約90%の女性が「見たことがある」と答えています。スマートフォンは手のひらの中の宇宙です。どんな情報だって取りに行ける。Google先生が答えてくれる。もちろん、セックスの情報だって簡単に手に入ります。それゆえに、セックスの情報に対する価値はどんどん減っています。
しかし、本当に正しいセックスの情報はごくわずか。私たちはセックスについて、どのような情報を得て、どんなことに心がけていけばよいのでしょうか。
AVがリアルのセックスに悪影響を及ぼしている
こんにちは。セックスレスからセクハラ問題まで、男女心理の違いによるトラブルを解消しています、ラブヘルスカウンセラー小室友里です。
私はもともと20数年前、100万本という作品を売り上げ(たらしい)、世の中の男性に多大なる影響を与えた“モザイクの向こう側”にいた、元AV女優です。40代男性からは「レジェンド」ですとか、「伝説の」などと冠をいただくことも多くあります。
そんな私のところへは、女性からさまざまなセックスの悩みが届けられます。そのうちの大きな悩みの1つが「AVみたいなセックスをしなきゃいけないんですか?」というもの。
いつもフェラチオさせられるけど、クンニはしてくれない。
足を無理やり広げさせられて恥ずかしい。
前戯が短い。セックスの時間も短くて楽しくない。
これらの不満の元凶は、ほぼほぼAVです。あなたが抱えているセックスの問題も、おそらくAVが何らかの悪影響を及ぼしている可能性があります。
日本人男性の多くにとって、セックスの教科書とも言えるAVを真似してはいけない本当の理由と、AVを真似しなくても済む方法を、一緒に考えていきたいと思います。
日本にはまともな性教育を受けられる場所がない
まず第一に、日本にはまともな性教育を受けられる場所がありません。あなたが学んで来た教科書に、「セックス」という文字を見かけたことはありますか? おそらくないはずです。
現代の保健体育の教科書には「性的接触」と表記されています。以前は「性交渉・性行為」と書かれていた時代もありますが、「性交渉・性行為」がどのような行為をするものなのか?具体的に教えてくれる内容ではなかったはずです。
大人たちに「セックスってなーに?」と聞いても、この問いにまともに答えられる大人は皆無でしょう。それくらい日本人は性やセックスに対して未教育な国であり、文化です。
ですが一方で、AVというアダルトメディアは世界最高峰のクオリティとエンターテイメント性を保っています。海外では「裏クールジャパン」と称されることもあります。
表向きは「興味なーい」。内心は「めっちゃ知りたい……!」この心理が日本人の大きな傾向と言えます。まずはこのことを念頭においておきましょう。
あまりに違いすぎる男女のセックス理想像
めっちゃ知りたいのに、大人は誰も教えてくれない。恥ずかしくて興味があるそぶりもできない。そこで手を差し伸べるのがスマートフォンの中に住む宇宙です。
「ほーら、ここに君の知りたいセックスの情報が載ってるよー。ここでなら誰にもバレすにセックスの勉強ができるよー。女も簡単にイカせられるし、潮だって吹かせられるよー」
セックスの情報。テクニックが詰まっているのがAVです。
女性から見ればAVは、男性が好んで見るもの。どこか気持ちの悪いものとして映るでしょう。それもそのはずです。多くのAVは男性の視覚を刺激するような演出がそこかしこにちりばめられているからです。女性目線では作られていないのですね。
セックスの情報を取りに行こうと行くまいと、そこで見たセックスの情報が他では得られないものなら、そこで行われているセックスの行為が、男性の真実となります。
仁王立ちした男性のペニスを何の躊躇もなく咥えてよだれを垂らす。
恥ずかしげもなく大股を開き、男性を受け入れる。
性器を激しくかき回され、大量の潮を吹く。
これが、AVでセックスを学んだ男性の、正しいセックス像なのです。
「そんなのできないよ…!!!」
そう感じた女性の苦しみ、悲しみ、怒りが「AVみたいなセックスをしなきゃいけないんですか?」との言葉に集約して現れるのです。
私たち女性が求めるセックスは、もっと優しくて、温かくて、心と心が触れ合うようなセックスのはずです。
男性は言葉で言われなければ理解できない
あまりに違いすぎる男女のセックス理想像。私たち女性はどうすればいいのでしょうか。
カリスマ元AV男優・加藤鷹さんは
「下手くそって言えばいいんだよ!」
それが言えたら、どんなに楽か(笑)。しかし、一方で真理でもあります。男性は、言葉にしなければ理解できません。言葉にしても理解できないことがたくさんあります。それでも伝えなければ分かってもらえないのです。
「下手くそ!」
と言ってしまったら、彼との恋人関係は「チーン」と終了(笑)。ですのでここで女性に必要になるのは「狡猾な愛」です。
男性はお願いをされるとついつい心を開いてしまう生き物です。自分が女性より優位に立ったと感じると「しょーがねー。まっ、聞いてやるかー」と耳が開きます。
つまり女性がやるべきは「お願い。こうしてほしいの♡」と、セックスの中でテクニックをリクエストして、純粋(単純)な男性心理を逆手に取るのです。
「なんで私が!?」と思っているうちは、彼は一向に独りよがりなセックスをし続けますよ。恋はアホになった方が勝ちです。アホになった人が真のイニシアチブを握れるのです。(小室友里/ライター)
(オトナのハウコレ編集部)