アイコン アダルトショップは恋人との絆が深まる場所かもしれない…。大人のデパート エムズ 秋葉原店に行った話

アダルトショップは恋人との絆が深まる場所かもしれない…。大人のデパート エムズ 秋葉原店に行った話

アダルトショップって、昔はものすごく「禁断の場所」という空気があったと思う。

見るからにギラギラしていて、でもどこか安っぽいというか、女性目線で見ると、下品にすら見えてしまうような、そんな雰囲気を纏っていた。

でも、こうしてインターネットのおかげで、少しずつみんなが性にオープンになっていて。アダルトショップの雰囲気が変わりつつあるということを知ったのは、つい最近のこと。
それは、恋人と秋葉原を歩いていた時のことだった。

「ここってアダルトショップなんだって。見えないよね」

口火を切ったのは、恋人の方だった。

たしかに。中までは見えないけど、外観の雰囲気は、ギラギラしているというよりはポップな印象。言われなければ、アダルトショップだとは気づかないかもしれない。

よく見ると『オトナのデパートエムズ』という店名が見えて、アダルトショップと言われるよりもなんとなくいいなあと思った。

だからだろうか。恋人に「ちょっとはいってみない?」と誘われて、まあいいか、と思えたのだ。これは、私が初めて恋人と「オトナのデパートデート」をした時の記録だ。

大人のデパート エムズ 秋葉原店
思った以上に店内が明るく、入った瞬間からカップルとすれ違ったことにびっくりした。訪れたのは休日の夕方帯で、店内は意外にも混み合っていた。見た感じ、どちらかというと男性の方が多かったが、予想以上にカップルが多い。女性1人で来ている人もいたし、外国人観光客も目に入った。

なんか、想像と違かった。アダルトショップって、もっと陰鬱とした雰囲気で、エロそうなオジサンしかいない空間……という偏見があったけど、どうやらこの店舗に関しては、そうではないらしい。

店内は地下階含む7階建て。オトナのデパート、というだけあって、ラインナップはしっかりとエロそうだ。

恋人はなぜか私よりもワクワクしている様子で、私も心の中で「もう〜、男の子やな」と清水あいり風につぶやきながら、順番に回ってみることにした。



グッズがある階に行くと、やっぱりちょっとエロい場所に来ているという背徳感は増した。SM用の拘束具、男性向けのオナカップ、女性用の乳首専用おもちゃなど、実物を見たことがないようなグッズもたくさんあった。


1人で来るのは勇気がいるかもしれないけれど、恋人と一緒にいることに安心感があった。オナカップやら拘束具やら、自分では買うことを考えもしなかったようなグッズを手に取りながら、恋人と性癖の情報交換のような会話が始まる。

「彼女ちゃんはさ、こういうの使ってみたいとか思ったことないの?」
私「うーん。1人でする時に、初心者向けのものは使ったことがあるけど、セックスの時には使ったことないな」
「2人で使えるグッズとかがあったら盛り上がりそうじゃない?」
「そんなのがあるんだ。いつものも十分気持ちいいけど、たしかにたまに使えたらドキドキしそうかもね」

こんな会話、さすがにピロートークの時すら出たことがなかった。女性からはなかなか、恋人といえど彼氏の深い性癖の話は聞きづらい。彼氏の方もさすがにきっかけがなかったのかもしれない。

私「コスプレだって。こういうの着たら、ちょっとくらいはうれしいのかな」
彼「ちょっとっていうか、こんなの彼女が着てくれてたら、男は全員めっちゃ喜ぶと思うんだけど」
「ええ、そうなんだ。メイドかバニーか、セーラー服かだったら?」
「カワイイ系よりセクシーなのの方が興奮するから、バニーかなあ」

実物を目の前にすると、もしも話が膨らんだ。こんなの使ったらどうだろう、どんなセックスで相手は喜ぶんだろう。ここに来て、そんな会話ができるとは思っていなかった。
売り場にはいくつかサンプルも用意されていて、コスプレも実際に手にとって生地感を確認することができたり、グッズもサイズ感や動きを確認できるのがいいなあと思った。

彼「TENGAって、中身はこんな感じになってるんだ。知らなかった」
私「おれも、AVで使われてて気になってたグッズ、見たら思ったよりデカくてビビったわ」

アダルトグッズって、基本的にはインターネットで買う人が多いと思う。こうやってリアル店舗で買うのは恥ずかしかったり、店舗が近くにないという人もいる。でも、一度使うと返品交換ができないものも多いので、こうやって専門店で動きやサイズを一気に俯瞰しながら確認できるのは便利だ。

ああだこうだと言いながら全部の階をじっくり見ていたら、なんだかんだで2時間くらい店舗に居座っていた。

目の前にあるものがずっとアダルトグッズなので、よく考えたら2時間近く恋人と性の話をしていたことになる。こんなにずっとその話だけをすることなんて、恋人と言えどなかなかないと思う。

でも結果的にはすごくいい時間になったな、というのが筆者の感想だ。恋人が本当に求めるセックスを知ることができたし、普通なら恥ずかしくて言えないような、実はやってみたかったプレイの話も、とてもスムーズに話すことができた。

最後に、いくつかグッズを買って帰った。レジに行く時、もしかしたら店員さんに「こいつら、この後これ使うんだろうななんて思われるんだろうな……」なんて思われてるのかな、と恋人が苦笑いしていたけど、なんだかそれも自分たちがカップルであることの証であるような感じがして、少しうれしかった。
恋人と性の話をすることは重要なことだと思う。だからこそピロートークは入念にしろ、という世論も聞いたことがあるけれど、セックス後の疲れ果てているタイミングって、なかなか話が捗らなかったりもする。

でも、オトナのデパートではそんな「普段は話しづらいこと」もとてもフランクに話せた。何も、事前に「オトナのデパートに遊びに行こう!」と約束しなくてもいい。東京に来たついで、秋葉原で電車を降りたついで、くらいでいいのだ。

元に私たちも、なんとなくふらりと立ち寄った秋葉原で「行ったことがないから、ラジオ会館やまんだらけに入ってみたい!」というノリの中で、通りがかったオトナのデパートにも行ってみただけなのだ。そのくらい軽いノリでいい。ぜひ気軽に、恋人との夜の絆を深めに行ってほしい。(ミクニシオリ/ライター)

大人のデパート エムズ 秋葉原店
アクセス:〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目15−13 太平堂ビルB1F-6F

(オトナのハウコレ編集部)

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