アイコン 「女にセックスを求められて喜ばない男はいない」の嘘 誘惑に乗らない男性の心理

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「女にセックスを求められて喜ばない男はいない」の嘘 誘惑に乗らない男性の心理

「男性は女性からセックスを誘われたら断らない」・・・・・・このような意見を見聞きしたことはないでしょうか。

たしかに、女性から誘われたら無条件でセックスする男性も中にはいます。しかしながら、実際のところは、そういった男性ばかりとは限らないのではないでしょうか。

それはどういったことなのか、筆者が知る2人の男性のケースから紐解いていきます。
Aさんは、チャラ男で有名な某芸人に見た目がそっくりで、中身もよく言えば気さく、悪く言えばチャラい男性。Aさんは、チャラいという評判ながらも、オシャレで、おもしろくて優しい性格だったことから、とてもモテていました。

Aさんには遠距離恋愛中の彼女がいたのですが、それを知った上で「2番目でもいいから」「せめてセフレにしてほしい」と言う女性が続出するほど。そこでAさんは「いただきます」となるのではなく「お前じゃ勃たないから」と、なんとも直球なセリフで毎回断っていたのです。

それはなぜか。Aさんは、彼女以外の女性には、性的な意味での魅力を全く感じないからということでした。それはどんな美人だったり、Aさんの好みである女性だったりしても同様で、Aさんは彼女一筋を貫きました。

Aさんの彼女は、決して派手系の美人というわけでもなく、素朴な感じで、そこがかえってよかったのだそうです。ところが、その彼女にはのちのち「Aはモテモテだから不安になる」と振られてしまったそうですから、うまくいかないものですね……。

Aさんは、彼女に振られてからも遊ぶことはなく、また自分が本気になれる女性を探し続けています。
Bさんは、Aさんとは反対に、硬派な印象を受ける男性。それでも、セックスを女性から誘われたり、ときには、2人きりになった女性が、目の前で服を脱ぎ出した、なんていうことまであったそうです。

Bさんのほうは、女性からどんなにセックスを誘われても、全くその気にはならず、30代になっても童貞でした。周りから“魔法使い”だとはやし立てられることがあっても「俺はそういうことに興味がないから」と言っていたBさん。

AVはおろか、雑誌のグラビアを見る気にもならなかったBさんは「俺は女性に対してそういう感情が持てないのでは?」と、真剣に悩んだこともあったそうです。

そんなある日、Bさんは、はじめて自分から好きになれる女性と出会いました。その女性と交際を開始、結婚して、子どもまで授かったBさん。

「奥さんに対しては、自然にそういう気(セックスする気)になれたというか。自分にそういう一面があったことにびっくりしている」と、笑いながら語っていました。
この2人の男性のケースから、見えてきたことがあると思います。

「女性に好かれて喜ばない男性はいない」とはいいますが、それだってケースバイケース。「女性にセックスを求められて喜ばない男性はいない」かどうかは、さらに人によって違うのです。

結論としては「片思いをしている相手をセックスで振り向かせようとしても、無理が生じやすい」ということ。Aさんのように「性欲はあるけれど、セックスするのは好きな女性限定」という男性もいれば、Bさんのように「性欲自体が薄い」という男性もいます。

Bさんも、好きな女性限定でセックスがしたいということだったのだと、最終的にはわかりましたよね。

AVや風俗を好むのは圧倒的に男性が多いことから、男性=誰とでもセックスできる、と誤解しがちですが、そんなわけがなかったのです。

女性は好きな男性とだけセックスする、男性は性欲があれば誰とでもセックスする……というのは、大きな誤解です。女性でも性欲優先でセックスする人もいれば、男性でも好きな人とだけしかセックスできないという人も、たくさんいます。

「男は体で落とせる」という世間のイメージで、片思いの男性をセックスに誘ったら、ドン引きされるだけで終わってしまう可能性もあるわけですね。
また、仮に片思いの相手とセックスに持ち込めたとしても「セックスをしたら、男性が相手の女性のことを本気で好きになるかどうか」は全く別の話。

「男は体で落とせる」というのは、誰とでもセックスできる男性ばかりではない、そして、セックス“だけ”で相思相愛になることは難しいことから、大嘘です。

セックスという行為は、交際する上でとても大切なことではあります。体の相性の不一致、セックスレスで別れるカップルや夫婦もいることから、それは確かなことです。

しかしながら、セックスだけで男性の心をつかもうとすることは、とても難しいことだといえるでしょう。

好きな男性が振り向いてくれない、だから体の関係に持ち込めば可能性が出てくるかも……そう安易に考えてしまわないことが、自分も相手も傷つかないためには、大切なことですね。(Mai/ライター)

(オトナのハウコレ編集部)

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